世界のテロリズムの原因は米国にとヒズボラ指導者、レバノン

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091201-00000016-cnn-int
ベイルート(CNN) 中東レバノンに拠点があるイスラムシーア派組織ヒズボラ指導者のナスララ師は11月30日、記者会見を行い、「米国のテロリズムが世界各地のすべてのテロの原因である」と主張、全アラブ、イスラム諸国や世界の全国家に対しエルサレム解放に結集するよう呼び掛けた。身辺保護の必要から映像を通じた会見となった。

ヒズボラの新たな行動綱領を示す上で述べた。ヒズボラは政党としてレバノンで活動しているが、米国とイスラエルはテロ団体と指定している。同指導者はヒズボラ抵抗勢力であると強調、テロリスト団体であることを否定した。

ナスララ師がレバノン国民向けに演説するのは、同国で先月初旬、挙国一致内閣が発足してから初めて。同内閣は反シリア、親シリア派の妥協の産物で、ヒズボラも参加している。

ヒズボラはイランとシリアから資金、武器供給面などで支援を受けているとされ、同師は演説の中で両国を称賛。イランはパレスチナ問題を含むアラブ、イスラム諸問題で中心的な役割を果たしていると評価。シリアはパレスチナ勢力を支持しているとし、レバノンとシリアの間の傑出した関係を今後も維持する必要性に触れた。

レバノンでは2005年、元首相暗殺事件をきっかけに反シリアの大規模抗議デモが発生、シリアは最終的にレバノン駐留部隊を撤収させている。

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CNNですが、アメリカらしい世界を敵と味方にわける見方かもしれませんが、内閣発足からナスララ氏初の演説と言うことで、とりあげました。