貧困農民に排出量市場の恩恵を=COP15前に訴え−国連機関総裁

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091203-00000209-jij-int

 初来日した国際農業開発基金(IFAD)のヌワンゼ総裁は3日、気候変動により貧困に追い打ちを掛けられているアフリカの小規模農家も「排出量取引市場の恩恵を受けるべきだ」と国際社会に訴えた。コペンハーゲンで7日開幕する国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)への出席を控え、時事通信などと都内で会見した。

 全世界の飢餓人口は10億人に上るが、近年の食料危機、世界的な経済・金融危機に、農作物の収穫量を左右する気候変動が加わり、三重苦となって「貧困農民を直撃している」と同総裁は訴えた。

 COP15を前に「農業はこれまで気候変動の議論で取り上げられてこなかったが、(気候変動の)解決策になり得る」と指摘。具体的には途上国の荒れ地が農地に変われば、二酸化炭素の吸収・貯蔵場所として機能する可能性を強調した。

 その上で、食料を確保し温暖化抑制にも貢献し得る農業は「食料安保、気候変動の交差点に位置する」と持論を展開排出量取引市場の枠組みを利用して途上国にも資金が流れる仕組みを編み出すなど、気候変動の影響を受ける途上国の農業開発支援が必要とした。 

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ではこうやって環境問題をあおるのは、人為的にバブルを作り出そうとしているからだというような主張らしいのですが(まだ読んでません)、確かに誰もが恩恵を受けて誰も損しないと言う仕組みは無いような気がします。