イラクのアルカイダは「戦術」を転換 前米大使が指摘

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091216-00000013-cnn-int
(CNN) ライアン・クロッカー前駐イラク米大使は15日、CNNのアマンプール記者の単独インタビューに応じ、国際テロ組織アルカイダイラク政府を狙うようになったとの見解を明らかにした。

イランの首都バグダッド市内ではこの日、官庁や米大使館、軍施設などが集中する旧米軍管理区域(グリーンゾーン)近くで連続自動車爆弾テロがあり、4人が死亡、14人が負傷。北部モスルでも3件の爆弾事件があり、4人が死亡した。

クロッカー氏は、来年3月にイラク連邦議会選が予定されているなか、非常に執念深い敵対勢力であるアルカイダが、同国政府への国民の信頼感に揺さぶりをかけようとしていると指摘。アルカイダがこの日発生した爆弾事件を画策したのは明らかだと語った。

クロッカー氏はまた、アルカイダが宗派抗争の再燃を狙って民間人を標的に爆弾攻撃を行っていたものの、効果がなかったため政府を狙う戦術に転換したとの認識を表明。ただしこの戦術も奏功しないとの見通しを示した。

クロッカー氏はさらに、来年の連邦議会選がイラクの発展にとって非常に重要だと述べたうえで、治安面で新たな問題が発生するとしたイラク駐留米軍のオディエルノ司令官の懸念に同意する姿勢を示した。

【関連記事】
・車爆弾テロが連続3件、死傷者 省庁の庁舎近く バグダッド
イラクから国境侵犯の米国人3人の公判を発表、イラン外相
イラン大統領ハマスへの支持継続と 政治部門責任者と会談
WMD存在の証拠なくてもフセイン排除は正当と、英前首相
イラク首相、米国防長官との会談中止 連続テロで議会証言

確かに言われてみれば変わってますね。この戦術も奏功しないの根拠は知りたいところですが。