僧侶らに実刑判決 中国チベット自治区の裁判所

http://sankei.jp.msn.com/world/china/100129/chn1001292246005-n1.htm
 28日の亡命チベット人を対象とするラジオ局「チベットの声」(本部オスロ、電子版)によると、中国チベット自治区ナクチュの裁判所は今月5日ごろ、ナクチュのチベット仏教僧侶らチベット族4人に対し、「チベット独立運動」に関与したなどとして懲役3〜1年の実刑判決を言い渡した。

 4人は昨年12月、チベットの区都ラサで公安当局により突然拘束された。ナクチュでは2008年3月のラサ暴動後、たびたび政府への抗議活動が起きており、今年に入ってからも当局が戸別訪問で抗議参加者を捜し回るなど対住民監視が厳しくなっているという。(共同)

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ナクチュを検索すると
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E3%83%8A%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A5%E3%80%80%21%E3%83%8A%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%B3&perpage=100&clip=-1&navi=0&attr=&order=_date_
こんな記事が引っ掛かりますね。
チベット最大物流センター建設開始

http://www.asahi.com/international/jinmin/TKY200709290144.html

 西蔵チベット)最大の物資中継運輸基地―青蔵鉄道那曲(ナクチュ)物流センターが9月28日建設を開始した。

奇しくもダライラマ特使と中共の話し合いが終わったところですが、
中国側、主権問題で譲歩せず=ダライ・ラマ特使との対話終了
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100201-00000084-jij-int

 【北京時事】中国国営新華社通信は1日、中国共産党統一戦線工作部の杜青林部長がこのほど、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世の特使と北京で会い、主権と領土の問題では譲歩しないという中国側の方針を改めて示したと伝えた。2002年に始まったダライ・ラマ側と中国当局との対話は08年11月以来で、今回が9回目だったが、進展はなかった

 ダライ・ラマ側によると、特使のロディ・ギャリ氏とケルサン・ギャルツェン氏は1月30、31の両日、北京で中国側と会い、1日に亡命政府のあるインドに戻った。

 新華社電によると、杜部長は対話の中で、党の指導の下でチベットの経済発展に力を入れ、成果を上げていることを紹介。「ダライ・ラマが主張する高度な自治は中国憲法に違反しており、これを放棄してこそ、対話の基礎ができる。国際舞台で反中国の宣伝活動や破壊活動を続けるならば、対話に進展はない」と強調した。 

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・ 26日に対中対話再開=1年3カ月ぶり、ダライ・ラマ特使

チベットの経済発展に力を入れているという事ですが、チベット最大の物流センターが作られている場所でたびたび抗議活動が起きているという現実が中共の政策の限界を示しているような気がします。