米との人権対話取りやめへ=対台湾武器売却が影響−中国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100202-00000121-jij-int

 【北京時事】中国外務省の馬朝旭報道局長は2日の定例会見で、今月末までの開催が予定されていた米国との人権対話について、米政府による台湾への武器売却発表を受け、取りやめる見通しを明らかにした。

 馬局長は、人権対話について「(武器売却発表は)重要分野での両国の協力に深刻なマイナス影響を与え、双方が見たくない結果を招く」と述べ、対話が開催されないことを示唆した。 

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しかし中国もダライラマ特使には譲歩しなかったようですし、人権について対話しなくて良くなってほっとしてるんじゃないでしょうか。海の向こうの民主的な国家を付けねらうより自国民に人権を与えろよと思いますけどね。

しかし中国の軍拡も、

中国の軍拡、米が危機感…台湾への武器売却

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100130-00000912-yom-int


読売新聞

 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ米政権は29日、中国の反発を承知の上で台湾への兵器売却方針を決めた。

 中国の急速な軍事力増強で、中台の軍事バランスが崩れることに危機感を抱いているためだ。中国の軍拡路線に歯止めがかからない場合、F16C/D型戦闘機の売却なども予想される。

 米政府が今回、地対空誘導弾パトリオット改良3型(PAC3)114基の供与を打ち出したのは、中国本土から台湾を狙った短距離ミサイルの脅威が年々深刻化しているためだ。

 国防総省によると、台湾を狙う中国の短距離ミサイルは05年末に790発だったが、08年9月には1150発に増加。専門家によると、現在は約1400発に達したとの見方もある。

 多用途ヘリUH60「ブラックホーク」60機の供与は、迅速に部隊を展開して侵攻兵力を制圧する機動作戦の能力強化を図るものだ。現有のUH1H「ヒューイ」の老朽化に悩まされていた台湾軍が強く要望していた。

 今後の焦点は、空軍力強化の柱となるF16C/D66機の供与だ。米紙ワシントン・タイムズによると、米台当局はF16売却の是非を合同で検討し、必要と結論づけられた場合、数か月中に売却を決めるという。

 中国空軍は、F16に匹敵する性能を持つとされる国産のJ10戦闘機の配備などで制空能力を劇的に向上させている。米国の保守系研究機関ヘリテージ財団のウォルター・ローマン部長は、「台湾に最も必要な武器を売らないのは、パートナーである米国への信頼を損なう」と主張するが、中国本土の基地への攻撃能力を持つF16売却が中国の一層の反発を招くのは確実だ。

とこれだけミサイルの数に差があるのに、ここまでピリピリするのは本当に攻め込む気があるんじゃないかと思ってしまいますが。