パンチェン・ラマが副会長に=中国仏教協会

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100203-00000124-jij-int

 【北京時事】中国新聞社電によると、中国政府が認定したチベット仏教第2の高位者パンチェン・ラマ11世(20)が3日、中国仏教協会の副会長に選ばれた。チベット仏教の指導者として地位固めを進めたい中国当局の狙いがある。

 同協会は同日の代表会議で幹部選挙を行い、副会長にはパンチェン・ラマら25人が当選。パンチェン・ラマは当選後、「祖国統一、民族団結のために貢献したい」と語った。

間違いではないですけど、読んだ人に誤解を与えるような表現ですね。本来パンチェンラマを認定するのは、当たり前ですが中国政府ではありません。ダライラマです。そのダライラマの認定したパンチェンラマは中国政府に連れ去られどうしているのか分からない状態です。

ダライラマの転生者を認定するのはパンチェンラマの役目で、お互いがお互いの転生者を認定しあうわけですが、中国政府によってこのつながりが切れそうな状態です。

詳しくは
ダライ・ラマ 後継選び「民主的に」 中国政府の指名・認定を牽制
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090622/p3
のエントリを参照。ただし、そのエントリにあるカルマパ17世ですが、こちらも二人いる状態とのことです。
チベットの若き活仏は「テレビゲームでストレス発散」
http://wiredvision.jp/news/200909/2009092322.html
参照。