<パキスタン>タリバン幹部を国外移送禁止に 対米不信反映

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100227-00000033-mai-int

 【ニューデリー栗田慎一】パキスタンのラホール高等裁判所は26日、パキスタン当局が2月中旬に拘束したアフガニスタンの旧支配勢力タリバンのナンバー2とされるバラダル師らの審理を3月中旬に始めると決定、政府に対してバラダル師らの国外移送を禁じる命令を出した。米国は、バラダル師の身柄を米国かアフガンに移すよう圧力をかけていたが、司法が阻む格好となった

 パキスタンには、アフガン南部ヘルマンド州などパキスタンとの国境沿いで軍事作戦を強化する米国への強い不信感がある。今回の命令も、対米協調路線の見直しを進めるパキスタン政府の思惑を色濃く反映したものだ。

 バラダル師とともにパキスタン国内で拘束されたタリバン幹部ら計5人が対象。パキスタンの人権保護団体が、国外移送の是非についての判断を同高裁に求めていた。今後の審理では、密入国や国内でのテロ活動への関与が問われる。実刑判決が下された場合、パキスタンで服役する。

 バラダル師拘束は、15日の米紙報道で表面化。「米国とパキスタンの情報機関による合同作戦」「両国の対テロ関係の成功例」と米国で報じられる一方、米当局は、身柄引き渡しや取り調べへの参加を迫った

 しかし、パキスタン政府は「合同作戦の報道は根拠のない宣伝」(マリク内相)と否定し、身柄引き渡し要求もはねつけた

 米国に対するパキスタンの不信感は、アフガン南部ヘルマンド州で13日に始まった米軍主導の大規模軍事作戦でますます強まったとされる。

 パキスタンのマリク内相は「武装勢力パキスタンへの越境をうながし、国内に過激派を増やす」と作戦に反発。キヤニ陸軍参謀長も北大西洋条約機構NATO)本部を訪ねて「重大な懸念」を伝えていた。

 しかし、米国はパキスタン側の懸念を無視。ヘルマンド州の次は、やはりパキスタンと接するカンダハル州へと作戦を拡大する見込みだ。このためパキスタンでは「米国は過激派をパキスタンへ追いやってアフガン安定化を演出したがっている」(政府幹部)という見方が強くなっている

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まぁあれだけ無人機で攻撃されれば、やになるでしょうねぇ。対テロ戦線異常ありですね。

追記:
そういえば、この↓エントリでは米軍とパキスタンが協力関係にあったとはっきり書いてありました。
イスラム武装勢力が犯行声明、パキスタン自爆テロ
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20100204/p5
米パ関係はっきり言ってよくわかりませんね。