ナシリヤ油田、日本との交渉決裂=「自主開発」とイラク石油会社社長−ロイター報道

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100228-00000091-jij-int

 【カイロ時事】イラク国営の南部石油会社(SOC)のジャーファル社長は28日、ロイター通信のインタビューで、南部ナシリヤ油田の開発権をめぐる新日本石油など日本の企業連合とイラク政府の交渉が行き詰まったと言明、イラク側が自主開発を始めると明らかにした。

 マリキ首相も20日、外国石油会社と新たな契約は結ばない方針を表明していた。ただ、石油省報道官は時事通信の取材に「イラク企業の能力は限定的で外資排除は現実的でない」と述べており、一連の発言は3月7日の連邦議会選を控えた有権者向けとの見方が強い。

 同社長は「新日石側との交渉は行き止まりに直面した。(ナシリヤ)油田開発を国家努力で開始する」と語った。 

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以前、
訂正:新日石ナシリヤ油田交渉で柔軟になる必要=イラク当局者
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091230-00000468-reu-int

 [バグダッド 29日 ロイター] イラク当局者は29日、新日本石油<5001.T>はイラクナシリヤ油田開発をめぐる交渉で一段と「柔軟かつ前向き」になり、長期的な石油購入をめぐる要求を撤回すべきと述べた。

 石油省契約・ライセンス部門の法律担当(訂正)責任者Sabah Abdul Kadhim氏は、新日石やパートナー企業が提示したエンジニアリング・調達・建設契約の資金調達をめぐる詳細は複雑で不明瞭だと指摘。ロイターに対し「新日石率いるコンソーシアムは一段と柔軟かつ前向きになるべきだ」と述べた。

 新日石ならびにコンソーシアムに加わっている国際石油開発帝石<1605.T>や日輝<1963.T>は前週、バグダッドで開かれた両国の経済フォーラムでロイターの取材に対し、ナシリヤ油田をめぐる交渉に関するコメントを控えた

*原文の訂正により2段落目の「石油省契約・ライセンス部門の責任者」を「石油省契約・ライセンス部門の法律担当責任者」に訂正します。

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とありましたが、本当にだめになってしまいましたね。どうにも残念です。