「中国での検閲やめる」グーグル副社長、米議会で証言

http://www.asahi.com/world/china/news/TKY201003030249.html
2010年3月4日4時0分

 【ワシントン=村山祐介】中国政府による自己検閲の要求などを理由に、中国撤退の検討を表明した米インターネット検索最大手グーグルのニコル・ウォン副社長(法務担当)は2日、「中国で検索結果に対する検閲をしないという決断は確固としたものだ」と述べ、検閲取りやめを目指す方針を改めて強調した。

 米上院司法委員会の小委員会が開いた公聴会で証言した。ウォン副社長は証言や提出した書面などで、中国における検閲を「人権問題と考えている」と指摘。中国からのサイバー攻撃言論の自由の制限などを理由に、中国政府が求める中国版検索サイトでの自己検閲について「もはや納得できるものではないとの結論に達した」と説明した。

 ただ、同社が1月の声明で言及していた中国版検索サイトや中国拠点の閉鎖には触れず、「中国への取り組みの再検討をためらわない」とするにとどめた。検閲の取りやめに踏み切る時期についても「特定の日程は決めていない」と明言を避けた。

 中国拠点で多くの従業員を抱えていることに触れ、「我々が行う決定の深刻さと敏感さを踏まえ、適切で責任ある形で検閲を中止する方法を見つけ出したい」と、苦渋ものぞかせた

 サイバー攻撃については「中国からとは分かっているが、実行者に言及する用意はない」と慎重な言い回しにとどめ、「中国当局が米政府とともに調査することを望む」と中国政府に対応を促した。

こういうのには賛成したいですね。グーグル八分もやめるんですかね?