最新鋭偵察機、夏にもグアム常駐へ=米太平洋軍、4機配備−北・中国監視を強化

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100322-00000009-jij-int
 【ワシントン時事】米太平洋空軍(司令部ハワイ)は21日までに、空軍最新鋭の大型無人偵察機グローバルホーク」を今夏をめどにグアムのアンダーセン基地に常駐させることを明らかにした。計4機配備する。

 核や弾道ミサイル開発を進める北朝鮮や、権益確保のために南シナ海などで活動を活発化させている中国海軍に対する監視を強化する狙いがあるとみられる。8月後半から9月にかけて配備する見通しだ。

 グアムは西太平洋、東南アジアに迅速に展開できる米軍の戦略上の要衝で、朝鮮半島台湾海峡有事の際には展開拠点の一つとなる。在沖縄海兵隊のグアム移転計画と合わせ、基地機能強化が進んでいる。

 グローバルホーク(飛行高度約1万8000メートル)は武装せず、長時間かつ広範囲な偵察に主眼を置いている。航続距離約1万6000キロで、地上の物体を見分ける能力(解像度)は1メートルから30センチ四方程度。

 動いている目標も探知でき、撮影角度を変えれば領空に侵入せずに、内陸の状況を撮影することも可能。大量破壊兵器拡散防止のために、北朝鮮船舶の監視にも投入されるもようだ。

 また、中国原子力潜水艦の基地が建設されているとされる南シナ海海南島の情報収集も行うとみられ、中国を刺激する可能性もあるグローバルホークは電子信号の収集もできる。

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まぁ中国から見たらグアムは第二列島線ですから、
中国、原子力空母2隻計画 20年以降、西太平洋に展開
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090213/1234479194
反発は当然あるでしょうね。

中国軍内で“クーデター”「台湾と開戦すべし」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080312/1205316576
と2008年にはありましたし、中国人民解放軍の現場は行動は早ければ早いほどいい、と思ってるようですし、
中国軍将官から次々飛び出す大胆発言 軍の存在感アピールか
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20100317/p2
に中国が軍事的に台湾に勝っているという日台米の発言をまとめました。

ただ台湾には経済的に孤立はしたくないという思いが強いようですね。
台湾政府「第2の北朝鮮になるわけにはいかない」
http://www.chosunonline.com/news/20100320000004
記事入力 : 2010/03/20 08:44:08

「中国との経済協力強化」を主張するCM、北を「経済的孤立」と描写

 台湾政府が中国との経済協力基本協定(ECFA)締結の必要性を国民に説明する中で、「域内経済孤立の道を歩む北朝鮮」を反面教師に見立てた。

 18日夜に現地のテレビで放送されたECFA関連のCMは、北朝鮮を「アジアにおける、いかなる類の域内経済統合からも排除された唯一の国」として描写した後、「台湾は第2の北朝鮮になることを望まない」とした。

 長さ90秒のこのCMは、対中政策を担当する台湾行政院大陸委員会が発注した。大陸委の劉徳勲副主任委員(次官)は、現地メディア「フォーカス台湾」に対し、北朝鮮を登場させたことについて、「国民に、台湾が対処すべき状況を十分によく理解させるためだった」と語った。CMは「台湾がECFAに署名すれば、台湾企業と国民はほかの国々とも対等な地位で競争できるようになる。国民の生存権が守られてこそ、台湾の主権も守られる」と説明した。

 台湾政府が年内の署名を推進しているECFAは、2012年総統選挙の前哨戦に当たる今年12月の直轄市長選挙を前にして、最大の争点となっている。一部では、ECFAが台湾の産業に被害を及ぼすとして反発しているが、台湾政府は、国際競争力強化のための最善の方法だとして支持を訴えている。

全炳根(チョン・ビョングン)記者

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

国民の生存権が守られてこそ、地方(国)の主権も守られるというのはその通りでしょうね。

F35の遅れにあわせた決定では?というきもしますし、北朝鮮をにらんでいるのでは?という気もしますね。