日韓歴史共同研究 韓国「竹島」で反発 紛争の公開嫌う

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100324-00000063-san-int


日韓歴史共同研究のポイント(写真:産経新聞

 【ソウル=黒田勝弘】研究成果が23日に発表された日韓歴史共同研究委員会(第2期)で日本側は、日韓が領有権を争っている竹島(韓国名・独島)問題についても研究テーマに含めるよう主張したが、韓国側の強い反対で実現しなかったという。

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 ソウルの関係筋が明らかにしたもので、双方はいったん担当する研究者を決め、レジュメ(研究概要)まで交換したものの研究には至らなかった。この問題をめぐっては昨年夏の段階で、双方が大もめし、委員会の作業は一時、マヒ状態だったという。

 日本側の当初の計画は、竹島問題を第3分科会の「近現代史」部分で取り上げ、この問題に関する戦後の処理状況や日韓交渉などを資料的に分析、研究しようというものだった。

 韓国側は反対の具体的理由は明らかにしなかったが、韓国政府は「日本との間で領有権問題は存在しない」というのが公式の立場なため、研究を通じ双方の主張や対立点など「客観的な紛争状況」が公になることを嫌がったためとみられる。

 竹島問題はこれまで、韓国では自国の立場、主張だけが一方的に伝えられ、日本に対する感情的非難が先行する状況が続いている。とくに世論やメディアでは、“愛国主義”のシンボルになっており、学者や研究者でも客観的な資料紹介や研究がやりにくい雰囲気だ。

 研究委員会を主管する外交通商省としては、竹島問題の研究を通じ、自国に不利な資料や研究が出た場合、世論を刺激しかねない。このため研究テーマに加えないよう、舞台裏で委員たちに指示したものとみられる。

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日本では、近現代の辺りの記事が主ですが、韓国の新聞はあまりチェックしていませんが朝鮮日報では、
韓日歴史共同研究委、「任那日本府説」を放棄

http://www.chosunonline.com/news/20100323000019
ホーム > 国際 > 韓日関係
記事入力 : 2010/03/23 09:23:42

韓日歴史共同研究委、「任那日本府説」を放棄

最終報告書、23日に提出

倭寇 | 朝鮮通信使 | 独島 | 従軍慰安婦

 古代の日本が、韓半島朝鮮半島)南部を支配したという「任那(みまな)日本府説」が、韓日両国の学者たちによって正式に放棄された。

 本紙が22日に入手した、「第2期韓日歴史共同研究委員会」の最終報告書の要約文によると、両国の学者たちは、西暦4-6世紀に倭国(日本)が伽耶へ軍勢を派遣し、統治機関として「任那日本府」を設置したという説が、事実ではないという点で合意したという。

 いわゆる「植民地史観」に基づき、日本の韓国侵略を正当化する役割を果たしてきた「任那日本府説」は、日本の学界でも多くの批判を浴びてきたが、扶桑社などが発行した一部の歴史教科書では、定説であるかのように記述されていた。

 両国政府の支援を受け、2007年から共同研究を続けてきた「第2期韓日歴史共同研究委員会」は23日、こうした内容の最終報告書を両国政府に提出する。

 両国の学者らは、
倭寇(わこう)の主な構成員は朝鮮人ではなく日本人だった
日本の稲作や金属器は韓半島から伝わった

  • といった事実などについて合意するという成果を挙げた。

 だが、
朝鮮通信使に関する問題
▲第2次日韓協約(韓国では乙巳〈いつし〉条約)の性格
▲日本統治時代の朝鮮人労働者の強制動員

  • など、近・現代史に関する部分については、考えの違いが大きかった。とりわけ、独島(日本名:竹島)の領有権、旧日本軍の従軍慰安婦、日本による韓国併合の違法性など、デリケートな問題については議題にされておらず、今後論議を呼ぶことが予想される。

 報告書は今後、両国の歴史教科書の執筆者が「参考資料」として活用していくことになるが、日本側の歴史教科書の歪曲(わいきょく)を防ぐという根本的なシステムを構築できなかったという点で限界を露呈した。

兪碩在(ユ・ソクジェ)記者

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

と古代の部分で韓国の説が通ったという感じですね。2chなんかでは揉めそうな気がしますがどうなんでしょう、歴史は詳しいことは分かりません。