イラン、アフガンへ新たな武器密輸か 多国籍軍の作戦妨害狙う

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100403-00000006-cnn-int
ワシントン(CNN) 米国防総省高官は2日、イランが今後数週間内にアフガニスタンに対し新たな武器を密輸する計画があることを明らかにした。アフガニスタンで治安維持に当たる北大西洋条約機構NATO)主導の国際治安支援部隊ISAF)の作戦を妨害する狙いがあるとしている。

新たな密輸計画の情報は「イランの消息筋」から提供された。同筋は過去にもイランによるアフガンへの武器供与に関する情報を提供したことがあり、その事実が後で確認されていたという。この消息筋の詳しい背景は明らかにしなかった。

別の米政府高官は、イランによるアフガニスタンの反政府武装勢力タリバーンへの武器密輸について一定限度があり、ISAFに大きな問題を突き付ける程度にはなっていないとしている。イランはイスラムシーア派が多数派で、タリバーンスンニ派と宗派の違いがある。また、1990年代後半には双方が開戦の寸前までいった過去があり、イランはタリバーンの主要な先端兵器の供給国になっていないと分析した。

米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長は最近、アフガンを訪問した際、イランがアフガン南部のカンダハルへ相当規模の武器密輸を行っていた事実に驚くとの見解を記者団に示していたタリバーンは南部、東部に主要拠点を築く。

イラン政府はこれまでアフガンの反政府勢力への武器支援を一貫して否定している。しかし、アフガン駐留米軍ISAFはアフガンの交戦現場や武器の隠し場所でロケット弾、手榴弾、爆発物材料を含むイラン製兵器を発見しており、一部の兵器には最近の製造期日などがしるされ、武器密輸の継続を物語っている。

国防総省高官は、イランによる新たな武器密輸計画をあらゆる措置を講じて阻止すると指摘。ここ数カ月間は、イランと国境を接するアフガニスタン西部ではイランからの武器搬入を摘発していないとも述べた。イランからの武器密輸は、小分けにされ、トラックで持ち込まれるとみられる

米政府内では過去にもイランによるアフガン情勢への介入が議論の材料となってきた。ゲーツ米国防長官は今年2月、記者団にイランはタリバーンを支援すると同時に、アフガン政府にも資金援助などを行っていると指摘。しかし、アフガン西部で最近、武器、装備品や訓練などでイランの支援活動が拡大している形跡はみられないとし、支援があっても低水準にとどまっているとの認識を示していた。

アメリカの主張を取り上げましたが、アメリカこそ、
<イラン>米の工作暴露 武装勢力容疑者が供述
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20100304/p3
の工作について答えるべきだと思うんですけどね。