インド洋の安保「日本は再考を」 セミナーで櫻井よしこ氏

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100605-00000050-san-pol
 民間シンクタンクの国家基本問題研究所(櫻井よしこ理事長)は4日、国際セミナー「インド洋の覇権争い−21世紀の大戦略と日米同盟」(後援・産経新聞社)を開催した。海軍を中心とした中国の軍事力増強問題について、日米印中の安全保障専門家が突っ込んだ議論を展開した。

 櫻井氏は、日米安保条約の改定から50年を迎えるのを機に、「日本は精神的鎖国を打ち破る時期である」と述べ、変革期にある安全保障環境への対処を再考すべきだとの認識を示した。

 長島昭久防衛政務官は「インド洋はわが国の生命線。日本はプレゼンスを回復する必要がある」と主張。これに対し、ピルズベリー米国防総省顧問は「あらゆる問題は米中でなければ解決できない」との見方を示した。

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ピルズベリーという人はググって見ると親中派らしいですね。

しかし数日前にはこんな記事がありました。
米国防長官、中国政府の要請で訪中とりやめ

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100603-OYT1T00863.htm
 【ワシントン=黒瀬悦成】米国防総省報道官は2日、アジアや欧州を歴訪中のゲーツ国防長官が予定していた中国訪問が、中国政府の要請で中止になったことを明らかにした。 5月に北京で行われた米中戦略・経済対話の席上、米国による台湾への武器売却問題で意見が対立したのが原因との見方が強まっている。

 ゲーツ長官は、4日からシンガポールで開かれるアジア安全保障会議に出席。

 5日に会議の場で日韓の国防相と会談し、北朝鮮による韓国哨戒艦撃沈をめぐる対応について協議した後、中国行きを計画していた。
(2010年6月3日18時06分 読売新聞)

こんな状態で米中がうまく付き合っていけると思えるものでしょうか。