イラン核開発、制裁決議採択を…独露首脳会談

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100605-OYT1T00838.htm
 【ベルリン=三好範英】メルケル独首相とメドベージェフ露大統領の会談が5日、ベルリン近郊で行われた。

 会談後の共同記者会見でメルケル首相は、イランの核開発に対して「何らかの質的な変化がなければ、国連安全保障理事会でイランに対する制裁を決議する時が来た」と早期の制裁決議採択を求めた。また、この点でロシアと「同じ立場だ」と強調した。

 一方、インターファクス通信によると、メドベージェフ大統領は安保理制裁案に関し主要国間で合意したことは認めながらも、「イランの指導者が国際社会の声を聞くことが望ましい」と述べ、実際の制裁発動にはなお慎重な姿勢を見せた。
(2010年6月5日23時14分 読売新聞)

これは読売新聞ですが、CNNでは感じが違います。
ロシア大統領、核問題でイランを非難 制裁は「事実上合意」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100606-00000004-cnn-int
(CNN) ロシアのメドベージェフ大統領は5日、訪問先のドイツでの記者会見で、核問題をめぐるイランの立場を「無責任」だと非難し、主要国は国連安全保障理事会の追加制裁決議案で事実上合意していると強調した。

ロシアのリアノボスティ通信によると、大統領は決議案について、「制裁を望んでいる者はだれもいないが、決議で合意しなければならない場合もある」と述べた。同国は当初、イランへの制裁強化に消極的な立場を示していたが、大統領は欧米への歩み寄りを示唆し、「イラン指導部が国際社会の声に耳を傾けることを望む」「国際社会のパートナーと話し合うことが、難問を解決する唯一の方法だ」と語った

大統領はまた、欧州連合EU)とのビザ撤廃について、「実現すればわれわれの生活は大きく変わり、真の戦略パートナー関係が成立する」と述べ、進展に向けた対話を呼びかけた。大統領はかねて、EU側がビザを撤廃すればロシアは「明日にでも」撤廃に踏み切ると表明している。

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二つ合わせて読んでも、ロシアが制裁に積極的とは僕は思えませんがどうでしょう?