露・ルーマニア、外交官追放合戦

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100819-00000106-san-int

 ロシア外務省は18日、ルーマニアがロシアへの報復として露外交官の国外退去処分を決めたことについて、「断固として抗議する。ロシアには対抗措置をとる権利がある」とする声明を発表した。露連邦保安局(FSB)は16日、軍事機密を盗み出そうとしたスパイ容疑で在露ルーマニア大使館の1等書記官を拘束。ロシアがこの外交官を国外退去処分にしたのに対し、ルーマニアも露外交官の追放を決めた。(モスクワ 遠藤良介)

【関連記事】
・在サハリン韓国人支援を減額へ 菅首相談話と矛盾
・露、アフガン支援を協議 送電プロジェクトに参加検討
・突然の工事で「デモ封じ」 モスクワの広場、野党反発
・鳩山前首相、露大統領と会談へ
・露南部で連続爆破テロ イスラム過激派拡散か
・医療費削減の“特効薬” ジェネリック医薬品

ルーマニアというと対ロではMD関連のごたごたがありますね。
<ロシア>スパイ容疑でルーマニア外交官拘束、国外退去命令

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100817-00000031-mai-int

 【モスクワ大前仁】ロシアの情報機関である連邦保安庁(FSB)は16日、在露ルーマニア大使館の1等書記官が軍事機密を得ようとしたとして、この書記官を拘束し、48時間以内の国外退去を命じた。インタファクス通信などが報じた。

 ルーマニアソ連時代の軍事機構「ワルシャワ条約機構」の加盟国だったが、冷戦崩壊後の04年に北大西洋条約機構NATO)に加盟。今年に入り、米国のミサイル防衛(MD)計画の見直しに協力し、2015年までの迎撃ミサイルの配備に同意していた。ロシアはMDの欧州配備に反発しており、今回の事件にはルーマニアをけん制しようとした可能性がある。

 スパイ問題をめぐっては、米国で6月下旬にロシアのスパイ10人が逮捕され、米露間で大規模なスパイの交換が行われたばかり。
【関連記事】
ロシア:情報機関の権限強化法案に大統領署名
ロシア:情報機関の犯罪予防措置権限強化法案、上院も可決
ロシア:情報機関に強権付与の動き 大統領、再選へ布石か
メドベージェフ・ロシア大統領:保安庁権限強化、法改正案に署名
ロシア:情報機関に強権 「KGB並み」に警戒論 大統領、再選へ布石か

大きな問題にならなければいいのですが。