モンゴルが海運進出に意欲、韓国に支援要請

http://www.chosunonline.com/news/20100825000024
 中国とロシアに挟まれたモンゴルには海がない。しかし、モンゴル道路交通省の次官は今年5月に訪韓し、韓国政府にモンゴルの海運事業進出への支援を要請した。世界5位の海運大国の韓国にノウハウの伝授を求めた形だ。

 モンゴルには石炭、銅など豊富な鉱物資源が存在する。これら鉱物を鉄道で中国の天津、丹東、ロシアのナホトカなどに運び、モンゴルの船舶で自ら輸送することが同国の望みで、船舶購入、運航、港湾利用、船員育成など全般にわたるノウハウを得たいとの打診だった。

 国土海洋部の朴敬哲(パク・ギョンチョル)海運政策課長は「モンゴルが内陸国家の限界を克服できるように支援を望んでいる。自国の船舶で鉱物を輸送すれば、安定的な輸送手段を確保でき、より多くの利益を上げられる」と指摘した。

 モンゴルのモデルはスイスだ。スイスも内陸国家だが、世界2位の船会社MSCなど海運会社24社を持つ海運大国でもある。船舶向け融資も世界的なレベルにある。

 こうした希望を踏まえ、韓国とモンゴルは25日からウランバートルで海運分野の協力に向けた会議を開く。朴課長は「韓国は海運協力を通じ、モンゴルの鉱物資源を安定的に確保し、モンゴルの物流・港湾インフラ事業に韓国企業が優先的に参入できることを期待している」と述べた。

キム・ミンチョル記者

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

モンゴルは親日度も高いようですが、いろんな国と仲良くしようとしてますね。どうなるんでしょうか。