<ウィキリークス>CIA秘密文書を公表 広報、流出認める

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100826-00000013-mai-int
 【ワシントン古本陽荘】内部告発文書をインターネット上で公開する民間ウェブサイト「ウィキリークス」は25日、米国育ちのテロリストに関する米中央情報局(CIA)の秘密文書を公表した。アフガン戦争に関する米軍の秘密文書を公開して米政府と対立しているさなかだけに、米政府内で情報管理が最も厳格とみられているCIAからの文書流出は論議を呼びそうだ。

 流出したのは「もし米国がテロの輸出国と見られたら」と題された3ページのメモで、今年2月5日付。「秘密」指定のほか、外国人の閲覧を禁じる「NOFORN」に分類されている。

 米国育ちのテロリストに焦点が当たるなか、外国からテロ容疑をかけられた米国人の身柄引き渡しを要求される事態が今後、起きる可能性を指摘。拒否した場合に外国からテロ捜査で協力を拒否される場面が想定されるとの分析を示している。

 作成元は、CIA内で議論を活性化するため、あえて奇抜な分析をすることを任務とする「レッド・セル」と呼ばれる部署。

 CIA広報は毎日新聞に対し「明らかにCIAのレッド・セルから流出したもの」と認めたうえで、「この種の分析は、単に発想の転換を促すことを目的として作成されるものだ」として、文書流出による影響は限定的との認識を示した。

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レッドセルというと、以前も記事になっていました。
2004/08
ハリウッド監督から指南 CIA次官が苦しい反論(共同通信

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040805-00000117-kyodo-int
 【ワシントン4日共同】米中枢同時テロを検証した独立調査委員会から、テロを未然に防ぐ機会を逸したのは「想像力の欠如」からだと指摘された中央情報局(CIA)のミシック次官は4日「想像力を鍛えるため、担当の分析官がハリウッドの映画監督らと会合を持っていた」と、苦しい反論をした。

 下院情報特別委員会の公聴会で行った次官の証言によると、同時テロ後、CIA内にテロ情報を専門に扱うレッドセル(赤い細胞)と名付けた組織を結成し、2002年2月、この組織の任務を国家安全保障全般に拡大。重要任務が映画監督らとの会合だった。

 監督らはテロをテーマにした作品も手掛けていたことから「世界にまたがるテロの企てを(事前に)知るための試みだった」と胸を張る次官は、SF作家とも会合を持ったと強調した。(共同通信)[8月5日12時28分更新]

レッドセルというのは変な部署のようですね。