<イスラエル>宗教指導者「パレスチナ人は消えるべきだ」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100831-00000074-mai-int

 【エルサレム花岡洋二】イスラエルで連立政権の一角を占めるユダヤ教超正統派「シャス党」の宗教指導者、オバディア・ヨセフ導師(ラビ)が、パレスチナ自治政府アッバス議長やパレスチナ人が「地球上から消えるべきだ」などと、エルサレムシナゴーグ(礼拝堂)で説教。中東和平の直接交渉が米ワシントンで2日に再開されるのを前に物議をかもしている。

 ヨセフ導師は8月28日、「神は、パレスチナ人たちに疫病をもたらすべきだ」などと発言し、イスラエル・ラジオが翌29日にその抜粋を放送した。自治政府は声明で「民族差別的な扇動だ」などと強く反発。イスラエルのネタニヤフ首相が「(発言は)私または政府の考えを反映するものではない」と釈明する事態に陥った。米政権は当事者に挑発的な行為を控えるよう呼びかけている。

 シャス党は、副首相を含む閣僚4人を右派連立政権に送り込み、政策を左右している。ヨセフ導師は宗教法の権威で、超正統派ユダヤ教徒に強い影響力を持っている。

【関連記事】
エジプト:地対空ミサイル190発押収 ガザへ火薬密輸か
イスラエル:「イラン核開発阻止を」IAEA事務局長に
PLO:直接交渉打ち切りも 入植地の住宅建設凍結を要求
米国:「イラン核開発に1年以上」イスラエルに伝達
中東和平:直接交渉開始を発表…米国務長官

しかしこういう事を言う宗教家ってどうなんでしょうか。
和平路線との決別鮮明=ネタニヤフ氏、存在感−イスラエル
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081117/1226926408
で、アメリカ、イスラエルパレスチナ、の事をちょっと書きましたが、『来年2月の選挙はエルサレムの分割か分割しないかを決めるための選挙になりそうですね。』と書いたまま何も追ってませんでした。

2月は飛ばしますが、
イスラエル>「2国家共存」の賛否明言せず 新政権が発足

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090401-00000050-mai-int

 【エルサレム前田英司】イスラエル国会は31日深夜(日本時間1日早朝)、右派リクード党首のネタニヤフ氏を首相とする組閣名簿を賛成多数で承認、右派主導の新政権が正式発足した。ネタニヤフ氏は国会演説でイスラエルはこれまで以上にアラブ、イスラム諸国との包括和平の達成に努力する」と強調したが、パレスチナ国家樹立によるイスラエルとの「2国家共存」への賛否は明言しなかった

 ネタニヤフ氏は96〜99年にも首相を務め、10年ぶりに復帰した。

 新政権は
リクード(27議席
▽極右政党わが家イスラエル(15議席
中道左派労働党(13議席
など5党で構成。国会定数120のうち69議席を占める。国会は約6時間に及ぶ討議を経て、
ネタニヤフ氏の組閣名簿を▽賛成69▽反対45▽棄権5▽欠席1の賛成多数で承認した。棄権はすべて、政権入りに根強い反発を示していた労働党議員だった。

 ネタニヤフ氏は国会承認に先立つ演説で「イスラエル生存権に誰の疑問も挟ませない」と強調。核開発を継続するイランやイスラム過激派が地域の安全保障上の脅威になっていると指摘し、対決姿勢を鮮明にした。

 一方、先の総選挙でリクードを1議席差でかわし、第1党を維持しながら下野した中道カディマのリブニ党首は「我々は政権に取って代わる選択肢であり続ける」と宣言した。

 ネタニヤフ政権の主な閣僚は次の通り。

 リーベルマン外相(わが家イスラエル
▽バラク防相労働党
▽ヤアロン戦略問題担当相(リクード
▽シャローム地域開発相(同)
▽イシャイ内相(ユダヤ教超正統派政党シャス)

 ◇オバマ米政権、包括的安定化策を模索 

 【ワシントン小松健一オバマ米政権は中東和平を外交の最優先課題の一つと位置付け、イスラエルパレスチナの「2国家共存」に向け和平交渉再開の機運を探ってきた。だが、パレスチナ国家樹立に消極的なネタニヤフ氏率いるイスラエル新政権の発足によって、オバマ政権は早期の交渉再開と進展は困難と判断。当面はネタニヤフ政権と和平プロセスについて協議を重ねる方針で、どこまで合意を見いだせるかが課題となる。

 オバマ大統領は3月24日の記者会見で、ネタニヤフ政権の誕生によって「(2国家共存が)以前より容易になったということはない」と述べた。とはいえ、和平交渉に悲観的になったわけでもない。

 オバマ大統領は1月の政権発足前から「(包括的な)中東安定化策の中に和平交渉を組み込む」(元米中央情報局分析官)方針を固め、和平交渉とイラク安定化やイラン核問題などを相互に関連付けてきた。和平の進展には、イスラエルの安全保障環境を整えつつ、アラブ諸国の支持を得ることが不可欠との判断からだ。

 例えば、オバマ政権がシリアとの対話に乗り出したのは、同国とイランの協力関係にくさびを打ち、イスラエルとシリアの関係修復を後押しする狙いがあった。イランの脅威を重視するネタニヤフ新政権の誕生により、オバマ政権は包括的な中東戦略の構築を一層推進する可能性が高い。

 ただ、オバマ政権は和平交渉の再開にはヨルダン川西岸(イスラエル占領地)でのユダヤ人入植活動の凍結が必要と見ており、ネタニヤフ政権との協議には難航も予想される。

【関連ニュース】
イスラエル:左右両派「呉越同舟」 パレスチナ側懸念強く
イスラエル:強硬派・ネタニヤフ政権発足 中東和平遠のく
イスラエル:新政権31日に発足 5党連立体制で
イスラエル:ガザ攻撃のパレスチナ人死者1166人と発表
スーダン:「ガザ行き武器密輸車が空爆受けていた」と発表

これに関してパレスチナ側からは
イスラエル新政権「交渉相手とせず」=2国家路線確約を−パレスチナ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090418-00000016-jij-int

 【エルサレム17日時事】アッバスパレスチナ自治政府議長は17日、ヨルダン川西岸ラマラで米国のミッチェル中東特使と会談した。この後、議長側近のアリカット・パレスチナ解放機構PLO)交渉局長は声明を出し、2国家共存を目指す和平路線に否定的なイスラエルのネタニヤフ新政権を交渉相手にしない姿勢を強調した。

 アリカット局長は「ネタニヤフ政権が2国家解決策への支持を無条件で確約しない限り、パレスチナ人に和平のパートナーはいない」と指摘。また、アッバス議長が会談で、西岸のユダヤ人入植地問題などで米国がイスラエルに圧力を掛けるよう求めたことを明らかにした。

 一方、ネタニヤフ首相は16日の同特使との会談で、パレスチナ側がイスラエルユダヤ人国家と認めない限り、パレスチナ国家の樹立に関する協議に入らないとの立場を示した。

【関連ニュース】
・中東和平交渉は「行き詰まり」=米大統領発言に不快感
イスラエル首相がエジプト訪問へ=2国間関係の重要性強調
・中東和平交渉の堅持強調=トルコに協力呼び掛け
イスラエル外相の訪問困難=極右閣僚に困惑
・ネタニヤフ右派政権が発足=中東情勢さらに混迷も

と出ていました。オバマ大統領は、
オバマ大統領>中東和平「米の仲介力、過大評価していた」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100122-00000038-mai-int

 【エルサレム前田英司】オバマ米大統領は21日付の米誌タイムのインタビューで、暗礁に乗り上げたままの中東和平交渉について、米国の仲介力を「過大評価していた」と述べ、困難な政治状況を見誤っていたことを認めた。

 AP通信によると、オバマ大統領は和平交渉停滞の要因として、イスラエルパレスチナの政治情勢を指摘。右派・強硬派を閣内に抱えるイスラエル、内部分裂に陥ったパレスチナとも、和平に向け思い切った政治決断を下せない状況にあるとした上で、「早く(実情を)見通せていれば期待感を高めることはなかった」と述べた

 オバマ大統領はまた、双方を交渉再開で説得できると「自分たちの仲介能力を過大評価していた」とも述べ、これまでの不調を認めた。

 和平交渉を巡っては、ミッチェル米中東特使が21日、イスラエルでネタニヤフ首相ら首脳と相次いで会談。パレスチナ独立国家の樹立による、イスラエルとの「2国家共存」の必要性を改めて強調した。22日にはパレスチナ自治区ラマラでアッバス議長と会談し、交渉再開の糸口を探る。

 こう着した事態は、ネタニヤフ首相が先日、将来のパレスチナ国家にイスラエル軍の駐留継続が必要との認識を示したことで、複雑さを増している。パレスチナ解放機構(PLO)のエラカト交渉局長は21日、「イスラエルは交渉結果にかかわらず、実態的に占領を続けるつもりだ。『2国家共存』を妨害している」と反発した。

【関連ニュース】
オバマ大統領:「広島に行きたいと思う」 秋葉市長と面会
米大統領医療保険改革の成立目指す 共和党の意向は尊重
米上院補選:オバマ政権に「無党派の反乱」 民主敗北
米上院補選:民主敗れ、オバマ政権に打撃 安定多数割れ
安保改定50周年:日本防衛は揺るぎない…米大統領が声明

と言っていました。まぁ日本人としても、出来ることはアメリカ大統領よりははるかに小さいでしょうから、これ以上とやかくは言いませんが。