<ガザ支援船急襲>「イスラエル軍の蛮行」国連人権理報告書

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100923-00000072-mai-int
 【ジュネーブ伊藤智永イスラエル軍が5月にパレスチナ自治区ガザ地区へ向かう支援船団を公海上で急襲し死傷者が出た事件で、国連人権理事会の独立調査委員会は22日、「イスラエル軍の一方的な蛮行で、重大な国際人道・人権法違反だった明白な証拠がある」と結論づける報告書を公表した。調査団の受け入れを拒否してきたイスラエルは「偏向した政治的で過激な報告だ」と反発する外務省声明を出した。

 報告書は56ページ。イスラエル軍が公海上で急襲した行為に正当な理由はなく、支援船の乗船者9人が死亡したのは、イスラエル側が主張する正当防衛には当たらず、「故意の殺害で、即決の処刑と言える不必要な暴力だった」と断定。多数の負傷者を放置するなど「国際法に反する拷問・非人道的行為があった」としている。また、イスラエルによるガザ地区封鎖そのものを、人道危機をもたらしていると非難した。

 国連人権理は報告書を基に、イスラエル非難決議を採択するかどうかを議論する。今会期は10月1日まで。

 調査委は6月の人権理でアラブ諸国が主導した「事件を最も強い言葉で非難する」との決議で設置された。

 イスラエルは「船団はテロ組織を支援しており、人道活動ではない」と反発米国は「ガザへの武器密輸を防ぐ必要があり、イスラエルの調査を待つべきだ」と同調し、日本や欧州連合(EU)諸国が棄権に回った。

 国連安保理でもイスラエル非難の議長声明が採択され、国際調査委員会が設置された。

 国連人権理では、08年末から09年初めのイスラエル軍によるガザ地区攻撃についても、「戦争犯罪」と非難する調査団報告書を、強く支持する決議が採択されている。

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拿捕事件、作戦に問題なし=調査委で証言―イスラエル首相
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20100809/p1
に取り上げた記事
ガザ支援船事件、国連・トルコも調査団によると、

イスラエル、トルコの両政府は今後、自国の調査委の結果を国連の調査団に提出する予定

で、しかも

調査団は次回の会合を9月初旬に開き、9月15日をめどに暫定報告書を潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に提出する

なので、イスラエルの報告も、もう出ていなければおかしいと思うのですが。

また、

イスラエルは、船団にトルコのテロリストが乗船していたとの姿勢を変えていない。

とのことでしたが、そんなの調べればすぐに分かるでしょう。日本も棄権なんかせずイスラエルを非難するべきだと思いますが。