ネパールで妨害行動 チベット亡命政府首相選

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101005-00000608-san-int
 【ニューデリー=田北真樹子】インド北部ダラムサラにあるチベット亡命政府の次期首相と議会を選ぶ投票が3日、亡命チベット人が居住する世界各地で実施された際、ネパール国内での投票が警察官の妨害で中止に追い込まれた。中国がネパール国内の亡命チベット人に対する警戒感を強めていることと、連動している可能性がある。

 4日付ネパール紙「リパブリカ」によると、首都カトマンズ市内2カ所の投票所で計18の投票箱が警察官によって撤去された。また、別の投票所では警察官が立ち入ったことから、地元指導者が投票を見合わせたという。

 チベット内務省は同日夜、亡命チベット人による「“選挙”への投票行為はネパールの外交政策に違反する」などとする声明を出した。「外交政策」とは同政府の「1つの中国」政策とみられる。

 亡命政府の報道担当者は5日、産経新聞の取材に、「投票は事前に内務省から許可をもらっていたが、2カ所で投票箱が撤去された」と説明し、「前代未聞の事態だ」と語った。同担当者によると、ネパール以外での投票妨害は確認されていない。ネパールに居住する亡命チベット人の数は約2万人。

 今回の投票は、現首相のサムドン・リンポチェ(70)氏の後任を選ぶための予備選。首相選と議会選(定数44)は、米国や欧州などで暮らす約7万9000人を有権者に、来年3月ごろに決選投票が実施される

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亡命のチベット人40人拘束 ネパール
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090627/p2

と過去にもありましたが、ネパールの立ち位置がいまいち分かりません。ネパール自体の首相がきまってないようですが。