中国共産党引退幹部ら、自由化要求し公開書簡

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101012-OYT1T00991.htm
 【北京=関泰晴】中国共産党の引退幹部ら23人が発起人となり、憲法が認める言論や出版の自由が厳格な統制を受けている国内の状況を痛烈に非難する公開書簡をインターネット上で発表した。

 発表は、服役中の民主活動家、劉暁波(りゅうぎょうは)氏へのノーベル平和賞授与決定直後の11日で、共産党政権は、民主化要求の高まりも警戒してネット上から削除した。

 発起人は、故毛沢東主席の秘書だった李鋭氏、党機関紙「人民日報」元社長の胡績偉氏ら。言論、出版、集会、結社の自由を保障した中国憲法35条が、共産党と政府機関が定める細則のために「絵に描いた餅」になっていると断じた。その上で、全国人民代表大会(国会)常務委員に対し、党中央宣伝部などによる検閲廃止やネット上での言論封鎖廃止などを求めた。
(2010年10月12日22時45分 読売新聞)

中国憲法が言論、出版、集会、結社の自由を保障しているというのは初めて知りました。

産経新聞(共同通信)も同様の報道あります。
元幹部ら言論自由化訴え 中国、ネット上で公開書簡

http://sankei.jp.msn.com/world/china/101012/chn1010122109002-n1.htm
 中国共産党の引退幹部ら23人が中国の言論や出版統制の現状を厳しく批判し、自由化を呼び掛ける公開書簡を12日までにインターネット上に発表した。

 言論活動により投獄された中国の民主活動家、劉暁波氏に8日、ノーベル平和賞授与が決定したばかりで、受賞決定に触発された可能性がある。中国当局は受賞決定で民主化要求が高まらないよう警戒しており、既にネット上で書簡を削除するなど神経質になっていることがうかがえる。

 23人の発起人には、故毛沢東主席の元秘書で党組織部の元副部長の李鋭氏、共産党機関紙、人民日報元社長の胡績偉氏、国営通信、新華社元副社長の李普氏、中国軍国防大学元研究員の辛子陵氏、中央党学校元教授の杜光氏が名を連ねている。(共同)

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出てきた人名を新聞サーチしてみました。
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E6%9D%8E%E9%8B%AD%7C%E8%83%A1%E7%B8%BE%E5%81%89%7C%E6%9D%8E%E6%99%AE%7C%E8%BE%9B%E5%AD%90%E9%99%B5%7C%E6%9D%9C%E5%85%89&perpage=100&clip=-1&navi=0&attr=&order=_date_
細かい経緯は分かりませんが、自由化に向けた流れは確実にあるといっていいんじゃないでしょうか。多分変わる時はあっという間に変わってしまうんだと思いますが。