北大使、菅首相所信表明を批判 正恩氏の後継確認
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/101012/kor1010121835003-n1.htm
共同通信のインタビューに答える北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使＝１２日、平壌（共同）
北朝鮮の宋日昊朝日国交正常化交渉担当大使が１２日、平壌で共同通信と会見、菅直人首相が１日行った所信表明演説で「核とミサイル、拉致の包括的解決」を対北朝鮮政策として打ち出したことに対し「自民党時代の踏襲で認められない」と厳しく批判した。改造内閣発足に伴う菅首相の所信表明に北朝鮮が反応を示したのは初めて。菅政権に厳しい構えで臨む立場を明確にした。
金正日総書記の三男、金正恩氏が朝鮮労働党で指導部入りしたことについては「革命を代を継いで進めるという人民の意思」と述べ、金総書記の後継者となったことを確認した。
拉致問題について宋大使は「われわれは解決のためあらゆる誠意を尽くした。日本はすべて解決した問題にハードルを設け引き上げている」と指摘、「疑問点があるなら関係改善をした上で話し合えばいい」と述べた。（共同）
