ミャンマー 国軍と少数民族、衝突 住民1万人超、タイ側に避難

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101109-00000107-san-int
 【シンガポール=宮野弘之】ミャンマーからの情報によると、同国東部カイン(カレン)州のミャワディで8日、ミャンマー国軍と少数民族カレン族武装組織の一部が衝突、これまでに数十人が死傷し、1万数千人の避難民が出ているようだ。ミャンマー政府関係者は本紙に対し、今回の戦闘が反政府武装組織に対する政府軍の掃討作戦の一環であることを示唆した。今後、衝突が拡大すれば、他の少数民族の反政府武装組織も加わり本格的な戦闘に発展する可能性がある。

 ミャンマー軍政は今回の総選挙を前に、カイン州のカレン族やシャン州のワ族など少数民族武装組織に対し、新たに国軍の下に組織する国境警備隊に入るよう指示し、事実上の武装解除を求めていた

 しかし、少数民族側は軍政側の要求を拒否。このため、軍政はカイン、シャン、カチンなど5州の多くの村での投票を取りやめるとともに、ロシア製のヘリ50機を導入したほか、部隊を増派していた。

 反軍政メディア「イラワジ」によると、衝突は「民主カレン仏教徒軍(DKBA)」の第5団と国軍の間で、8日朝から本格化した。同団はDKBA指導部の方針に従わず、軍政による武装解除命令を拒否していた。同団の指揮官は「国軍が先に銃撃してきた」としている。

 これまでに民間人ら7人が死亡し20人以上が負傷したという。ミャワディの住民は町から避難するよう指示され、1万数千人がタイ側に逃れたという。タイ側の国境の町、メソトでは、取材中のフジテレビのタイ人女性スタッフと運転手が砲弾の破片で軽傷を負った。

 少数民族側は、新政府が発足する前に国軍が武装組織の掃討作戦に踏み切ることを警戒し各民族間で同盟を組むことで合意したとされる。衝突がこのま続けば、カレン以外の民族も巻き込み、東北部一帯に戦闘が拡大する可能性がある。

 すでに「カレン民族同盟(KNU)」と、傘下の「カレン民族解放戦線(KNLA)」は戦闘態勢に入っている。

 一方、7日の投票を受けて野党、国民民主勢力(NDF)幹部のキン・マウン・スエ氏は8日、記者会見し、「開票などでの異常な行為について、選管から明確な説明がない限り、選挙結果を認めない」と述べた。同氏らによると、票の買収や有権者への脅迫だけでなく、開票途中で野党候補が大きくリードしていると開票作業が中止されたりするなどの事態が相次いでいるという。

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ミャンマー>東部避難民47万人超 NGO「軍政弾圧で」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20091218/p1
もありましたが、選挙に絡んで少数民族とは一波乱ありそうです。