トルコとの原発受注交渉不発に(朝鮮日報)

http://www.chosunonline.com/news/20101115000011
記事入力 : 2010/11/15 08:05:18

 知識経済部は14日、主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)の期間中に妥結するものと期待されていた、トルコの原子力発電所をめぐる受注交渉が、「電力販売価格」などの問題でいったん打ち切られたと発表した。ただし、交渉は今後再開される予定で、受注の可能性は相対的に高い状況だが、トルコが日本など他国との交渉を始める意向を表明したため、最終結果が注目されている。

 今回交渉が不発に終わった最大の理由は、電力販売価格に対する両社の見解の差が大きかったからだ。今回の事業は、黒海沿岸のシノブ地域に4基の原子力発電を建設するもので、韓国とトルコが事業費の30%を直接投資し、残りの70%は銀行からの借り入れなど、外部から資金を調達するプロジェクト・ファイナンシャル方式だ。韓国はまず、この資金で原発を建設し、生産された電気を販売し投資費用を回収しなければならない。このため、電力販売価格が低いと投資費用資金を回収できない恐れがあり、外部からの投資誘致も困難となる。韓国が昨年末に受注に成功したアラブ首長国連邦UAE)の原発は、全投資費用をUAEが負担する方式だった。したがって、今回のトルコの原発とは条件が異なる

 知識経済部の関係者は、「トルコ側が追加協議を希望していることから、できるだけ早い時期に交渉を再開することにしている」と述べた。トルコは交渉打ち切り後、「日本など他国と交渉する可能性もある」との意向を示し、韓国に圧力をかけている。

 だが政府は、依然として韓国が受注する可能性が高いとみている。両国は既に3月から、原発建設について協議しており、随意契約の方式で交渉を行ってきたからだ。同関係者は「これまでの交渉過程と内容からすれば、韓国が最も有力な受注候補であることに変わりはない」との見方を示した。

李性勲(イ・ソンフン)記者

トルコ原発韓国開発。日本はロシアに負けたのか?
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20100311/p1
とかも書きましたけど、
日本、ベトナム原発受注にも敗退 劣る政治交渉力、戦略見直しも
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20100212/p4
では

李明博大統領は直轄チームを率いて6回も現地政府首脳に電話攻勢をかけ、現地入りもする力の入れようで受注につなげた。

という事なんで菅首相にも頑張ってほしいですね。