中国企業が米政府サイトの通信「乗っ取り」 米報告書

http://www.cnn.co.jp/world/30000937.html
ワシントン(CNN) 米政府機関のウェブサイトのトラフィックが4月に一時的に「乗っ取り」に遭い、中国のサーバーを経由する状態になっていたとする報告書が17日に米議会に提出された。

報告書は米中経済安全保障検討委員会がまとめた。それによると、米陸軍、海軍、海兵隊、空軍、国防長官室、上院、航空宇宙局(NASA)などのサイトから入出力される全トラフィックの経路が変更され、18分の間、中国を経由していたという。

経路を変更させたのは中国国営のチャイナ・テレコム(中国電信)だと報告書は述べている。同社がこれらサイト上のインターネットトラフィックに対して虚偽の情報を流したため、一部のトラフィックが誤って、中国にある同社のサーバーを経由するのが最も近道だと判断したとされる。

経路変更が意図的に行われたのか、中国政府が関与しているのか、機密情報の流出があったのかどうかなどは不明だという。しかしこれによってユーザーの監視やサイトの監視、通信の妨害、暗号化で守られていたはずの通信の傍受ができていた可能性もあるという。

国防総省報道官は、事実関係については確認できないとしながらも、「現在と未来の潜在的弱点に対処するための措置を取る」と語った。

一方、在米中国大使館の広報は報告書を批判し、「中国は実世界においても仮想世界においても、他国に危害を加えるようなことはしない」と話している。

反論が出てますね。
「政治的偏見」と非難 米報告書に中国外務省
http://sankei.jp.msn.com/world/china/101120/chn1011200016000-n1.htm

 中国の人民元問題やインターネット通信の「ハイジャック(乗っ取り)」を取り上げた米議会諮問機関「米中経済安保見直し委員会」の年次報告書について、中国外務省の洪磊副報道局長は19日、「冷戦時代の思考と政治的偏見に満ちている」と非難する談話を発表した。

 報告書は人民元が6月の弾力化後も過小評価されたままだと指摘し、中国を為替操作国に認定するよう米政府に働き掛けるべきだと提言。また、世界のインターネット通信の約15%が今年4月、中国国営の通信大手、国電信によって傍受などが可能な状態となっていたとし、ネット通信を「ハイジャック」したと指摘した。

 副報道局長は談話で「委員会が中国の内政に干渉することをやめ、中米の信頼と協力に貢献することを行う」ことを求め、米側が対中圧力を強めることをけん制した。(共同)

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不明と言っているのに反論してるのが中国本当にやってるんじゃないかと思わせるんですが。。。