「ナフサ課税反対」 業界団体が都内で決起大会

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101119/biz1011192105032-n1.htm
 政府が検討を進める石油化学製品の基礎原料ナフサ(粗製ガソリン)課税に反対し、業界団体の石油化学工業協会(石化協)は19日、東京都内で決起大会を開いた。業界側は「このような大規模反対集会は昭和33年の団体設立以来初めて」と徹底抗戦する構え。大詰めを迎える税制改正論議を前に、利害関係者らの動きが熱を帯びてきた

 「原料ナフサの非課税は国際的な常識。もし課税されれば石化産業だけでなく地域の経済や雇用に深刻な影響を与える」

 石化協の高橋恭平会長(昭和電工社長)は決起大会であいさつに立ち、経営者や労働組合、中小企業関係者ら約500人を前に熱弁をふるった。

 巨額の税負担で国際競争力を失えば、業界全体が壊滅しかねないとの主張で、日本化学工業協会(日化協)など賛同する30の関連団体とともに反対宣言をまとめた

 樹脂や合成繊維など幅広い製品の原料に使われるナフサは、特定企業を優遇する租税特別措置(租特)によって揮発油税が昭和32年、石油石炭税が昭和53年から免税扱いとされてきた。

 しかし、平成23年度の税制改正を進める政府税制調査会は、産業界が求める5%の法人税減税による減収分を穴埋めするため、ナフサへの租特の大幅見直しを提案。石化製品の製造過程で燃料として使う部分に課税するなどの案を挙げている。

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まぁこういう記事は赤字で強調したような部分が正しいのかどうかが問題だと思うのですが、その点については良く分かりませんorz ただ、法人税を減税して、ナフサを使う業界からだけ税をとるというのは何かおかしい気がします。経済的に苦しい時は、幅広い業界が税収を支えた方がいいと思うのですが。