北朝鮮砲撃の各国の反応(続き3)。

最初のエントリ続き1続き2
北朝鮮包囲網せばまってきたかも。
北朝鮮砲撃】開始したのは北朝鮮とロシア有力議員 安保理協議は「時期尚早」

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/101124/erp1011240822001-n1.htm
 ロシア下院のコサチョフ外交委員長は23日、黄海での北朝鮮と韓国の砲撃戦について、砲撃を開始したのは「北朝鮮側である可能性が大きい」と述べたタス通信が伝えた。北朝鮮と伝統的に友好関係を保ってきたロシアの有力議員が南北の対立で北朝鮮の責任を名指しで指摘するのは異例

 外交委員長は「最も危険なのは、(砲撃の)理由が誰にも理解できないことだ。事実関係がよく分かっていない」とし、国連安全保障理事会の緊急協議招集については時期尚早だとの考えを示した。

 委員長は「どの国が安保理緊急協議の招集を求めるのかもはっきりしない。個人的にはそのような会合が必要だとは思わない」と述べた。(共同)

最初のエントリの追記の部分で触れましたが、ロシアは砲撃を始めた方に責任があるという意見でした。これを北朝鮮とするなら実質北朝鮮非難に当たりますよね。これは意外でした。たしかに異例の事態だと思います。

しかし安保理に関しては北朝鮮をかばうつもりのようですね。

そして中国は
中国高官「きわめて残念」 北朝鮮砲撃に批判にじませる

http://www.asahi.com/international/update/1124/TKY201011230502.html

2010年11月24日3時54分

 【北京=峯村健司】6者協議議長である中国の武大偉朝鮮半島問題特別代表は23日夜、北朝鮮が韓国の大延坪島に砲弾を撃ち込んだことについて「きわめて残念なことだ」と述べ、北朝鮮への批判をにじませた朝日新聞記者らの質問に答えた北朝鮮の友好国である中国が北朝鮮の行為に強い遺憾と懸念と受け止められる発言をするのは異例で、武氏は「北朝鮮と韓国が互いに自制をして、これ以上緊張を高めるべきではない」とも語った。

関連トピックス

金正日
北朝鮮
PR情報

キーワード:
北朝鮮
大延坪島
朝鮮半島
6者協議
こんな記事も
・ 〈ロイター〉中国、北朝鮮の砲撃「望ましくない」との米国の見解共有=米特別代表(11/24)
・ 「戦争になるかも」韓国全土に衝撃 仁川市長が島へ急行(11/24)
・ 米「強く非難」ロシア「許容できぬ」 北朝鮮砲撃で声明(11/24)
・ 「村全体が燃えている」「これは実戦だ」 恐怖語る島民(11/23)
・ 前原外相 「北朝鮮による挑発的行動、中止を」(11/23)

赤字にした部分、もしかして記者との話の中でたまたまそう取れる発言が出ただけで、公式見解じゃない可能性があるんじゃないのと思って強調してます。

中国も最初のエントリの追記で取り上げましたが、双方に自制をもとめるという事で北朝鮮非難はしてない感じでした。それが極めて残念と控えめな表現にせよ北朝鮮非難ととれる発言をするとは意外です。まぁ国連安保理については何も発言が無いようで、せっかくだからちゃんと聞き出しておいてよとも思うのですが。

国連事務総長は、続き2で触れましたが、北朝鮮を非難しています。流れとしては国連で非難決議が出せなければ(多分出せないと思うのですが)、個別に圧力をかけるしかないと思いますが、それに関しては続き1で書いたように、
アメリカ: 軍事的示威行動も念頭に対抗措置の検討に乗り出す方針
・日本: 独自の追加制裁を検討する考えを表明
でした。この2点に関しては、まだ進展ないんじゃないですかね。何も見つけられませんでした。

という事で今後この2点についてウォッチしようと思います。