イラン、濃縮ウランの総量増やす ＩＡＥＡ報告書
http://www.asahi.com/international/update/1124/TKY201011240428.html
2010年11月24日22時17分【ウィーン＝玉川透】国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の天野之弥（ゆきや）事務局長は２３日、イラン核問題に関する報告書を理事国に配布し、イランが製造した濃縮度約２０％のウランの総量が９月の前回報告より１１キロ増え、計３３キロに達したことを明らかにした。
約３．５％の低濃縮ウランも約３８０キロ増え、計３．１８トンに達した。これは核爆弾２個分の高濃縮ウランを作るのに十分な量とされる。
他方、報告書は、今月に入って濃縮活動に停滞が見られるとも指摘。停滞の理由は説明していないが、ロイター通信は「技術的な問題が生じた可能性がある」とする西側外交筋の見方を伝えた。
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以前
■「イラン、ウラン濃縮活動拡大」と指摘 ＩＡＥＡ報告書
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090606/p10
を書いたときにウランの量の増加をグラフにしたのですが、今回は濃度の異なるウランがあるので、なんとも言えないですね。
いずれにせよ、
■イラン、「兵器用高濃縮ウラン製造の根拠はなし」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090226/1235598404
とあったまま兵器級の濃縮ウランを作ったという記事は見ていないので、まだ兵器級ウランは作ってないと思うのですが。
追記:
なんでこの記事をブログで扱わなかったのか分からないんですが、扱ってなかったようなのでここに掲載しておきます。
2010/09
■＜イラン＞２０％濃縮ウラン、２２キロに…ＩＡＥＡが報告書
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100907-00000002-mai-int
毎日新聞 9月7日(火)1時11分配信【ウィーン樋口直樹】国際原子力機関（ＩＡＥＡ）の天野之弥（ゆきや）事務局長は６日、イラン核問題の報告書を３５理事国などに配布した。毎日新聞が入手した報告書によると、イランがこれまでに製造した濃縮度約２０％のウランは約２２キロに達した。前回５月の事務局長報告の時点では５．７キロだった。兵器化が懸念されるウランの高濃縮化が加速していることを示した。
イランは中部ナタンツで、核燃料に使われる低濃縮ウラン（濃縮度５％未満）とは別に、医療用アイソトープ用などとしてウランの濃縮度をより高めている。これまで遠心分離機１６４台から成るカスケード１組を２０％濃縮用に充ててきたが、７月中旬から２組目のカスケードを連結し、高濃縮化に拍車をかけているという。
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