中国、米に「適切な処理望む」 ウィキリークス暴露

http://www.asahi.com/international/update/1130/TKY201011300605.html

2010年12月1日0時49分

 【北京=峯村健司】「ウィキリークス」による米政府の外交公電暴露について、中国外務省の洪磊・副報道局長は11月30日の会見で、米政府に対し「適切に処理するよう望む」と述べた。公電には中国政府高官が北朝鮮を批判したとされる内容などが含まれており、洪氏は「中米関係を妨げることを望まない」とし、外交問題に発展しないように求めた

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これの事ですね。
北朝鮮の挑発、いらだつ米中 暴露の米の公電で明らかに

http://www.asahi.com/international/update/1130/TKY201011300604.html

2010年12月1日3時57分

 【ワシントン=村山祐介】民間告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米国の公電で、北朝鮮の「説得」を巡る米国と中国の水面下の攻防が明らかになった。挑発行為をエスカレートさせる北朝鮮に対するいらだちや誤算も浮き彫りになった。

 北朝鮮は米国と直接対話をしたいから、大人の気を引く『駄々っ子』のような行動をしているのだ」

 2009年4月30日、中国外務省の何亜非次官は昼食をともにした米大使館幹部にそんな表現で北朝鮮との対話に応じるよう口説いた。弾道ミサイル発射を非難する国連安全保障理事会の議長声明に反発し、北朝鮮が6者協議離脱を表明したばかり。米側は「平壌の不品行を増長させないよう用心深くあるべきだ」と慎重姿勢を崩さなかった。

 その後、北朝鮮は5月25日に2度目の核実験を強行。6月13日にはウラン濃縮に着手したことも発表した。

 「度を越している」。3日後、中国政府高官は北京市内で米大使館幹部にそう憤った。中国も北朝鮮に抗議したが効果がなかったとし、「北朝鮮を動かせるのは米国だけだ」と訴えた。高官はウラン濃縮については「初期段階に過ぎない」としたが、北朝鮮の濃縮施設公開で過小評価だったことがはっきりした

 昨年9月29日朝、何次官は北京市内のホテルで米側に対し、数日後に控えた温家宝(ウェン・チアパオ)首相による北朝鮮訪問について「我々は北朝鮮のことが好きではないかもしれないが、隣国なのだ」と説明した。中国による米朝間の仲介を北朝鮮が嫌がっているとも訴えた。

 ボズワース米北朝鮮政策特別代表は12月上旬に訪朝。そのさなかの9日、中国共産党対外連絡部の王家瑞部長は訪中したバーンズ国務次官に「北朝鮮にだまされる不安は分かるが、心配はいらない」と対話継続を求めた。

北朝鮮の挑発、いらだつ米中 暴露の米の公電で明らかに(2/2ページ)

http://www.asahi.com/international/update/1130/TKY201011300604_01.html

2010年12月1日3時57分

 一方、年が明けて米政府には北朝鮮を巡る「不穏」な情報も次々と寄せられていた。

 「金正日キム・ジョンイル)総書記は脳卒中後に優柔不断になった。派閥抗争が激化し、高官らが好き勝手に動いている」(瀋陽総領事館)、「国内情勢は混迷の度を深めており、複数の北朝鮮高官が韓国に亡命した」(在ソウル大使館)

 米国は圧力をかけながら北朝鮮の政策転換を待つ「戦略的忍耐」を堅持し、2度目の米朝対話には応じていない。その判断は、こうした北朝鮮国内の情勢認識に基づいていた可能性もある。

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ついでに日本の常任理事国入りにも言及してます。
中国、日本の常任理事国入りに反対…公電暴露

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20101130-OYT1T01013.htm
 【ワシントン支局】日本の国連安全保障理事会常任理事国入りについて、中国が強い反意を米国に伝えていたことなどが、内部告発サイト「ウィキリークス」が順次公開している米国務省の外交公電で明らかになった。

 同サイトによると、中国の外務次官は昨年4月、北京の米大使館関係者に対し、国連安保理常任理事国が10か国に倍増すれば、米中関係は「厄介なことになる」とし、「中国国民にとって日本を常任理事国として受け入れることは困難だ」と伝えた。これに対し、米大使館関係者は「国連予算の第2位の拠出国・日本を含まない拡大は考えにくい」と答えていた。

 また、中国当局者は昨年6月、北京の米大使館関係者に、「北朝鮮拉致問題に執着する日本は、物事を壊す力は持っているが、解決する力は持たない」と述べた。さらに昨年4月の公電で、中国の外務次官は、米国との直接交渉を望む北朝鮮について、「(米国などの)『大人』の関心を引こうとする『駄々っ子』のようだ」と発言。中国側が北朝鮮の存在を持て余している様子がうかがえる。
(2010年11月30日21時59分 読売新聞)

まぁ日本が問題を解決できないと言うのはその通りかもしれませんね。