日本にCOP16化石賞 「京都議定書壊そうとしてる」

http://www.asahi.com/international/update/1201/TKY201012010123.html
2010年12月1日10時43分

 【カンクン(メキシコ)=須藤大輔】国際的な地球温暖化対策づくりを進める国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP16)に合わせ、国際環境NGOは11月30日、交渉を後退させたとして皮肉を込めてたたえる「化石賞」に日本を選んだ。「生みの親なのに京都議定書を壊そうとしている」というのが理由だ。

 交渉では2013年以降の温暖化対策の枠組みづくりが議論されているが、12年で切れる京都議定書の削減期間を延長する案が浮上している。これに対して、日本政府代表団は、前日の全体会合で「いかなる条件でも受け入れられない。20年の25%削減目標も京都議定書には書き込まない」と初めて断言。主要国すべてが参加する新しい議定書の採択を求めたものだが、会場は静まりかえった。

 この発言を環境NGO側は問題視した。「多くの国々が困惑し、交渉を立て直そうというせっかくの雰囲気を台無しにした」と批判する。一方の日本側は「姿勢はまったく変わらない」と強気だ。

 化石賞は、二酸化炭素を出す化石燃料と、化石のように古い考えという意味から。COP期間中は毎日、日本を含む各国の環境NGOのメンバーが集まって、交渉に後ろ向きな発言や行動をした国を選び、その日の賞を発表している。
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国連気候変動枠組み条約
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