来年度以降レアアースめど立たず 自動車部品工業会長

http://www.asahi.com/world/china/news/TKY201012060360.html

2010年12月6日20時33分


 中国によるレアアース(希土類)の輸入制限問題で、日本自動車部品工業会の信元久隆会長(曙ブレーキ工業社長)は6日、来年度以降の輸入のめどが立っていないことを明らかにした。

 「港湾にある(レアアースの)在庫は少しずつ出荷されており、来年3月までは大丈夫だが、その後は見えていない」と述べた。自動車業界では、レアアースハイブリッド車のモーター用の磁石や、排出ガスをきれいにする触媒などに使われている。信元会長は「使わないことも考えないといけないが、当面は買わざるを得ない。問題は終わっていない」と述べた。

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中国レアアース、新たに4件の荷動き確認 経産省
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101126/p5
だと10年ほど備蓄をしていたと言うことだったのですが、思ったより早く問題になるようですね。技術力で乗り切れればいいのですが、

日立、レアアースのリサイクル技術を開発

http://sankei.jp.msn.com/economy/business/101206/biz1012061256008-n1.htm

エアコンのコンプレッサーの部品から、レアアースを含む磁石を取り出すための装置=6日、千葉県松戸市(渡部一実撮影)

 日立製作所は6日、パソコンのハードディスクドライブ(HDD)やエアコンのコンプレッサーから内部に含まれるレアアース(希土類)を抽出し、再利用する技術を開発したと発表した。使用済み電気機器からレアアースを含む磁石を取り出し、磁石の中からネオジム、ジスプロシウムなどのレアアースを分離する。2013年をめどにリサイクル事業を本格的に開始する。

 開発したのは、HDDやコンプレッサーを切断、分解し、レアアースを含む磁石を取り出す装置と、粉状に砕いた磁石の中からレアアースだけを抽出するための特殊媒体。特殊媒体はレアアースとの親和性が高い金属を溶かしたもので、磁石の中からネオジム、ジスプロシウムだけを取り出せるという。

 日立は2008年から独自にリサイクル技術を研究。09年10月には国の補助金を取得し、総額約1億2300万円をかけ、装置を完成させた。

 レアアースをめぐっては、世界の産出量の97%を中国が占めるとされ、調達リスクや価格高騰が懸念されている。日立製作所資源循環推進室の馬場研二室長は「低コスト、低環境負荷レアアースを国内循環できる仕組みが必要。今後もリサイクルや代替材料の開発に注力する」としている。

も間に合いそうに無いですね。割高な金を出せば買えるとは思うのですが。
日本がわが国のレアアースを低価格で購入できることは永遠にない=中国
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101020/p1
というのもありましたし。