ナイジェリア、汚職事件でチェイニー前米副大統領を訴追

http://www.cnn.co.jp/usa/30001155.html
ナイジェリア・ラゴス(CNN) ナイジェリアの捜査当局は8日、1990年代の天然ガスプロジェクトをめぐる汚職事件でディック・チェイニー前米副大統領などエネルギー大手ハリバートンの関係者10人を訴追したと発表した。

同国の経済金融犯罪委員会によると、チェイニー前副大統領らは共謀して当局者に賄賂を贈った罪に問われている。

ハリバートンと元子会社のケロッグ・ブラウン&ルート(KBR)が絡む汚職事件では、60億ドル相当の液化天然ガスプロジェクトの契約獲得のため、1994年から2004年にかけて1億8000万ドル相当の賄賂がナイジェリアの当局者に支払われたとされる。政府高官やオバサンジョ大統領にまで賄賂が渡った可能性も指摘されている。

米司法省によれば、米国ではKBRが昨年、贈賄の罪を認めて4億200万ドルの罰金を支払った。これとは別にKBRとハリバートンは、民事訴訟の和解金として1億7700万ドルを支払っているという。

しかしナイジェリアの捜査は現在も続いており、裁判の期日が決まれば当局が被告人の引き渡しを求める可能性もある。

チェイニー前大統領の弁護士は「米司法省と証券取引委員会の捜査では、ハリバートン最高経営責任者(CEO)だったチェイニー氏が不正にかかわった証拠はないと判断した」と話している。

まぁ関わっているじゃないかとしか思えないのですが、過去の記事を見てみると、

2004/06
米SEC、ナイジェリアLNG事業でハリバートンを調査

http://www.asahi.com/business/update/0612/006.html
 チェイニー米副大統領が最高経営責任者(CEO)を務めていた米エネルギー大手ハリバートンは11日、ナイジェリアで受注した液化天然ガス(LNG)事業に関して、関連会社のTSKJ(本社・ポルトガル)が米証券取引委員会(SEC)から正式な調査を受けていると発表した。TSKJには、ハリバートン子会社のほか、日本のエンジニアリング大手の日揮や欧州企業が出資している

 発表によると、ハリバートンは米司法省とSECから、液化プラント建設契約について、外国での汚職防止を定めた連邦法に照らした調査への協力要請を受けた。同社は「違法行為はなかったと信じるが、当局が逆の結論を出さない保証はない」としている

 ハリバートンは、イラク復興事業をめぐっても水増し請求などの不正疑惑が相次いでいる。

(06/12 12:33)

多分同じ事件についての報道だと思うのですが、日本も無関係ではないという感じですね。上の方の記事にTSKJが出てこないので、捜査の途中で日本には責任は無いとなったのかなと思いますが。