ウィキリークスを擁護=メディアが首相に公開書簡―豪

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101214-00000082-jij-int
 【シドニー時事】オーストラリアの新聞、テレビなどメディア業界の報道責任者らは14日までに、内部告発サイト「ウィキリークス」は「メディアの一部だ」などとして、同サイトを擁護する公開書簡をギラード豪首相に送った。書簡にはシドニー・モーニング・ヘラルド紙の編集長らが名前を連ねた。同サイト創設者のアサンジ容疑者は豪出身。

 書簡は、ウィキリークスについて、「政府が隠す情報を明るみに出すというメディアと同じことをしている」と指摘。外交文書などの報道を違法にするような試みがあれば、強く反対すると表明した。ギラード首相はウィキリークスによる米外交公電の公表に関して「非常に無責任な行為」と批判している。

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まぁ確かにそのとおりですね。メディアもウィキリークスの情報から報道してるわけですし。

しかし米国ではこのような動きがあるようです。
WikiLeaks』問題で米下院委員会がスパイ法改正を協議へ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101214-00000007-inet-inet
米下院の委員会で16日、100年近く前に制定されたスパイ関連法の改正が協議される見込みだ。11月末に内部告発サイト『WikiLeaks』が大量の機密外交公電を公開したことを受け、設立者の Julian Assange 氏を起訴するための地ならしとみられる。

下院司法委員会で委員長を務める John Conyers 議員 (民主党ミシガン州選出) によれば、委員会全体による公聴会を開き、「『Espionage Act』(諜報活動取締法) と、WikiLeaks により生じた法律および憲法の問題」を協議するという。これは1917年に制定された同法の全面的見直しに向けた準備段階の1つと言える。

WikiLeaks による政府文書の大量公開については、現在米司法省が捜査に乗り出し、Assange 氏をはじめとする関係者を起訴する道を探っているが、実際にはその見通しは明るくはない。今回の公聴会は、そうした状況の中で開催されるものだ。

Assange 氏は現在、スウェーデンでの性犯罪に関する容疑で、イギリスで身柄を拘束されている。Diane Feinstein 上院議員 (民主党カリフォルニア州選出) をはじめとする一部の米国の議員は、司法省に対し、Espionage Act に基づいて Assange 氏を起訴するよう求めている。Feinstein 議員は7日付で『Wall Street Journal』紙に論説記事を寄稿し、そのなかで同法に基づき、WikiLeaks の設立者である Assange 氏に対して法的措置をとるべきだと主張している。

「同法によれば、『国防に関連する情報で、かつ米国の不利益または他国の利益として使われる可能性があると、所有者が考えるだけの根拠がある情報』を、適切な権限をもたない者が所有したり伝達したりする行為は、重罪にあたる」と、Feinstein 議員は寄稿記事の中で述べている。

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どうなるんでしょうね。ところで現状についてイギリスでは、
「アサンジュ氏の容疑は逮捕の口実」 英国人の半数が回答

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101214-00000017-cnn-int
(CNN) 内部告発サイト「ウィキリークス」(WL)創設者のジュリアン・アサンジュ氏(39)に対する性的暴行容疑は米国政府が起訴するまで同氏を拘置するための「口実」に過ぎない――英国人の半数近くがこのように考えていることが、13日発表のCNN調査で明らかになった。

CNNが今月、コムレスに委託して英国人成人2010人を対象に行った調査によると、アサンジュ氏に対する性的暴行容疑は単なる口実だと考える人は44%に上り、そうでないと考える13%を大きく上回った

機密外交公電の暴露を理由に同氏を起訴すべきでないと答えた人は41%、起訴すべきと答えた人は30%だった。また、WLが公電を暴露したことは正しいと答えた人は42%、正しくないと答えた人は33%に上った。

ただ、容疑は口実だとする答えが多かった一方で、英政府はアサンジュ氏をスウェーデンに送還すべきとした人も半数近い44%に上った。

年齢による考え方の違いも顕著で、公電の暴露を理由にアサンジュ氏を起訴するべきとした人は、65歳以上では42%だったのに対し、25〜34歳では21%にとどまった。

一方、ピュー・リサーチ・センターがWLのニュースに関心を持つ米国人を対象に行った調査では、公電暴露は公共の利益になると考える人は31%、危害になると考える人は60%に上った。また、暴露された公電に関するメディア報道について、過剰だと答えた人は38%、バランスが取れていると答えた人は39%、報道が少ないと答えた人は14%だった。

14日にはロンドンでアサンジュ氏の保釈査問会が予定されている。

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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101209/p2
のような記事を読めば誰でも『口実』だと思うと思うんですけどね。