賞を受け取れない人たち(劉氏のぞく)。

イスラエル、出席認めず=核開発暴露の元技師―人権団体授賞式

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101211-00000082-jij-int
 【ベルリン時事】イスラエルの核開発に関する機密情報を暴露して国家反逆罪に問われ、18年間にわたって服役した元原子力研究所技師モルデハイ・バヌヌ氏(56)に対し、国際人権団体が賞の贈呈を決めたところ、イスラエルが同氏の出国を認めなかった。AFP通信によると、バヌヌ氏はベルリンで12日に予定されていた授賞式への出席が不可能になり、式は取りやめになった

 非政府組織(NGO)の国際人権連盟は、バヌヌ氏が軍縮促進に貢献したとして、カール・フォン・オシエツキー賞を贈ることを決めた。賞の名称は、ナチス政権下の1935年にノーベル平和賞を受賞しながら、今年の受賞者である中国の民主活動家、劉暁波氏と同様、拘束されていて本人も親族も授賞式に出席できなかったドイツの平和活動家に由来している。

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平和賞授賞式、ほぼ黙殺=中国紙

活動家の出国認めず サハロフ賞でキューバ

http://sankei.jp.msn.com/world/america/101215/amr1012151952014-n1.htm
 人権擁護活動への貢献をたたえて欧州連合(EU)の欧州議会が今年のサハロフ賞の受賞者に選んだキューバの反体制活動家ギジェルモ・ファリニャス氏(48)は14日、キューバ政府が出国許可を出さないため、フランスで15日に行われる授賞式に出席できないと述べた。

 中部サンタクララの自宅でロイター通信の電話取材に答えた。同氏は「キューバの民主主義のために戦い続ける」と述べた

 欧州議会は授賞式で、ファリニャス氏からのメッセージを発表する方針。服役中の本人不在のまま行われた中国の民主活動家、劉暁波氏へのノーベル平和賞授賞式と同様、ファリニャス氏のための椅子は空席になる。

 ファリニャス氏は、キューバ政府に自由と人権擁護を要求する活動を続け、通算11年半服役。(共同)

まだまだ世の中には閉鎖的な社会がありますね。

イスラエルの核については、
イスラエル>150の核兵器保有…カーター元米大統領言明
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080527/1211836662
という記事もありました。またモルデハイ・バヌヌ氏については、

2009/12
イスラエル警察が核暴露技師をまた拘束 外国人との接触

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/091229/mds0912292022002-n1.htm


29日、エルサレムでの裁判所での審理を刑務官に挟まれて待つ元技師モルデハイ・バヌヌ氏(中央)=AP

 イスラエル紙イディオト・アハロノト電子版によると、イスラエル警察は29日、仮釈放の規定に違反して外国人と接触したとして、同国の核開発を暴露したイスラエル人元技師モルデハイ・バヌヌ氏を拘束したことを明らかにした。

 バヌヌ氏は28日、エルサレム市内のホテルでノルウェー人女性と会っているところを拘束された。

 原子力施設の元技師であるバヌヌ氏は英紙にイスラエルの核開発を暴露したとして国家反逆罪に問われ、18年間服役。2004年に出所後、外国人との無許可の接触が禁じられたが、英BBC放送など外国メディアとのインタビューに応じ、07年7月、禁固6月の判決を受けた。(共同)

2007/07の件についてはこちら
2007/11
IAEA事務局長は交代すべき」イスラエル副首相、イラン核問題で圧力
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071114/1195043849
このころGoogleニュースがあったかどうか覚えてませんが、2007/07には判決に気が付かず後から調べて新聞記事からはその情報を探すことは出来ませんでした。大々的に報じればいいと思うんですけどね。

追記:
キューバにはブロガーのヨアニ・サンチェスさんがいましたね。
2009/10
キューバの人気ブロガー、米名門大から受賞も再び出国できず

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091015-00000009-cnn-int
ハバナ(CNN) キューバの人気女性ブロガー、ヨアニ・サンチェスさん(34)がこのほど、米国の名門コロンビア大学からジャーナリズムに寄与した人物に贈られるマリア・ムーアズ・カボット賞を受賞し、ニューヨークで開かれる授賞式に招待されたが、キューバ政府から出国を拒否されたことが明らかになった。率直に政府を批判するサンチェスさんは昨年も、スペイン紙から賞を受けて式典に招待されたが、その際にも出国の許可が下りなかった。

サンチェスさんのブログ「Generacion Y」(ジェネレーションY)は、月間100万ヒットを集める人気ブログ。キューバの日常を綴り、時には容赦なく政府を批判していることで知られ、ボランティアの手で英語をはじめとした計17カ国語に翻訳され、世界中に読者がいる。

最近では、新型インフルエンザ(H1N1型)の流行が懸念されているのに、店には手洗い用の洗浄剤が売られていない現実を訴えている。

昨年はスペイン紙エル・パイスオルテガ・イ・ガセト賞を授賞したほか、米誌タイムが選ぶ「最も影響力ある100人」にも選ばれた。

サンチェスさんは自宅などで書きためたブログを、ノートパソコンやメモリに入れて街中のネットカフェなど、インターネットに接続できる場所からアップロードしている。コロンビア大学は、インターネット接続が制限されたキューバ国内から、絶え間なく実情を伝え続けるサンチェスさんの行動力を評価しており、授賞式にこられないことについて、非常に残念だとしている。

しかし、サンチェスさんは、インターネットを通じて世界中の友人と祝福できるとして、出国を許されなかったことで怒ることはないと話している。

サンチェスさんのブログは「http://www.desdecuba.com/generaciony/」から読むことができる。

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