スーダンで住民投票の準備進む 1月実施へ

http://www.cnn.co.jp/world/30001343.html
(CNN) スーダンからの独立の是非を問う住民投票が来年1月に行われる南部スーダンに22日、20トンあまりの投票用紙が到着した。

投票用紙を積んだ飛行機は南部スーダン自治政府の首都ジュバの空港に着陸した。その後、投票用紙は国連統合住民投票・選挙部(UNIRED)スタッフらの確認を受け、トラックで安全な場所へと運ばれた

住民投票は1月9日から15日まで行われる。UNIREDは選挙監視を支援するための専門家委員会を設置しており、タンザニア前大統領のベンジャミン・ムカパ氏が委員長を務める。

この住民投票は、スーダンの南北内戦を終結させた2005年の和平条約に重点条項として盛り込まれたものだ。内戦はアラブ系のイスラム教政府と、キリスト教アニミズムを信仰する南部の黒人住民との間で戦われ、1983―2005年に200万人が死亡、数百万人が南部スーダンなどから追放された。

スーダン住民投票への監視団派遣、閣議決定
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101216/p1
で言われていた件ですね。

しかし
スーダン 南北の境界画定が暗礁に 住民投票に「延期案」
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20100823/p3
で言われていた南北境界線問題はどうなったんでしょう?

そしてこんな報道もあるワナ。
避難民280万人の発生も想定 スーダン住民投票で国連

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101222/mds1012221303002-n1.htm
 スーダン南部の独立の是非を問う来年1月9日の住民投票について、国連は投票に伴い深刻な混乱が生じた場合、最悪で280万人の避難民が発生して周辺国に大規模流入する可能性も想定し、危機管理計画を策定していることが分かった。AP通信が21日伝えた。

 一方、スーダンのバシル、南部自治政府キール両大統領は同日、首都ハルツームで隣国エジプト、リビア両首脳と会談し、平和裏の投票実施を呼び掛ける共同声明を発表。住民投票境界線画定の難航などによる南北の対立が解消されないまま実施が迫っており、4首脳の会談は危機感の強さを示していると言えそうだ。

 エジプトのムバラク大統領、リビア最高指導者カダフィ大佐は、統一維持を支持する姿勢を見せていたが、声明では独立、統一維持にかかわらず結果を尊重することを確認した。(共同)

大事にならなきゃいいんですけどね。

追記:こんな記事もありました。
反政府組織40人殺害 スーダンダルフール地方

http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/101225/mds1012252015005-n1.htm

 国営スーダン通信によると、同国西部ダルフール地方で24日、「正義と平等運動」(JEM)、「スーダン解放運動」(SLM)の反政府2組織と政府軍の戦闘があり、政府軍はJEMメンバーら40人を殺害、武器など多数を押収した。

 深刻な人道危機が指摘されたダルフール紛争をめぐっては和平機運が一時高まったが、最近は再び戦闘が散発的に起きており治安悪化の傾向にある。来年1月9日には、同国南部の分離独立の是非を問う住民投票が予定されており、20年以上続いた南北内戦の再燃を懸念する声も出ている。(共同)

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