特恵関税:日本政府、中国製品450品目を対象外に(朝鮮日報)

http://www.chosunonline.com/news/20101229000029
記事入力 : 2010/12/29 10:22:09

 中国はもはや発展途上国ではないという理由から、日本政府は中国からの輸入品に対する特恵関税を大幅に縮小することを決めた、と28日付読売新聞が報じた。日本政府は、中国からの輸入品400品目以上を特恵関税対象から除外するという内容の法案を通常国会に提出し、来年4月1日から施行する方針だ。日本政府は、発展途上国の貿易を支援するため、途上国からの輸入品に対し特恵関税制度を施行している

 中国製品のうち、特恵関税対象から除外される品目は現在までに13品目決まっており、プラスチック製品、衣料品、農水産加工品など、450品目にまで増やされる。現在特恵関税が適用されている中国製品は、輸入額を基準に昨年1兆6000億円で、このうちの1兆3000億円程度の商品が除外されることになる。

 日本政府の関係者は、「中国はもはや発展途上国ではない上、中国が特恵関税の恩恵を受けることで、ほかの途上国が被害を受けている」と話した。中国は今年、日本を抑えて世界第2位の経済大国になる見込みだ。尖閣諸島(中国名:釣魚島)での船舶衝突事件以降、中国のレアアース(希土類)輸出中断などへの対応から、特恵関税の縮小を推進しているのではないかという分析も一部で出ている。

東京=車学峰(チャ・ハクポン)記者

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

日本もこういう対中カードをもっているんですね。まぁ物価は上がるのかもしれませんが。