中ロ石油パイプラインが稼働=東シベリア産原油を中国に

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110101-00000072-jij-int
 【北京時事】新華社電によると、中国東北部とロシア東シベリアを結ぶ石油パイプラインが1日、正式に営業運転を開始した。

 東シベリア産原油を中国や日本に送る「太平洋石油パイプライン」の中国向け部分で、全長999キロ。2011年から30年までに約3億トン(年間約1500万トン)を中国に輸出する計画。日本向け部分はまだ完成していない。

2005/11
パイプライン:ロシア、中国優先鮮明に

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20051102k0000e020030000c.html
 【モスクワ杉尾直哉】ロシアのジューコフ副首相は1日、訪問先の中国・海南島で、東シベリア石油パイプライン建設について「中露の国営企業が、すでに中国への支線敷設で事前合意に達した」と述べた。タス通信が伝えた。日本は、極東・ナホトカ近郊まで引く「太平洋ルート」の実現を支持しているが、明確な資金援助を表明しておらず、中国先行の強調は日本へのゆさぶりとみられる。ロシアは今月20日のプーチン大統領の日本訪問を前に、パイプライン建設問題で「中国ルート」優先の姿勢を強めている。

 同副首相によると「支線」計画は、ロシア国営企業のトランスネフチと中国国営の中国石油天然ガス集団公司が覚書に仮調印した。太平洋ルート(タイシェト−ペレボズナヤ)の中間地点に位置するスコボロジノと中国国境までの約50キロにパイプを引く計画だ。

 「中国ルート」は、太平洋ルートに先立ってロシアが計画し、当初はバイカル湖近くのアンガルスクから中国・大慶まで引く構想だった。新たな「支線」は、大慶までの延長を想定している模様だ。ロシアのフラトコフ首相は3〜4日、中国を公式訪問し、パイプラインを含めた中露の協力推進で合意する見通しだ。

 ただジューコフ副首相によると、中国は支線敷設を確実にする政府間協定を求めたが、ロシア側は「企業同士の合意で足りる」と拒否した。これについてプリホチコ大統領補佐官(外交担当)の顧問、セルゲイ・カラガノフ氏は「ロシアは中国と関係強化を図る一方、極東での中国の台頭を恐れている」と語る。

 日本の小平信因(のぶより)資源エネルギー庁長官とロシア連邦エネルギー庁のオガネシャン長官は10月31日、モスクワで会談し、プーチン大統領訪日へ向け太平洋ルートの協議加速化で一致しており、ロシアは一方で日本の支援を引き出す交渉も続けている。
毎日新聞 2005年11月2日 11時03分 (最終更新時間 11月2日 11時48分)

とあったきり結局中国優位で進められたみたいですね。中国と日本をどちらがよりいい条件を持ってくるかで競わせていた感じもありましたが。