【最貧国の真実 ブルキナファソリポート】日本企業進出を期待

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110108-00000085-san-soci
 ブルキナファソ日本大使館ができたのは2年前。初代大使に白羽の矢が立ったのは、40年近く丸紅に勤務した元商社マンだった。経歴を買われた杉浦勉大使は「最大の目標は日本企業の投資を呼ぶことだ」と断言する。

 資源を狙って世界が進出するアフリカ大陸。特に中国の進出はめざましい。西アフリカでのアジアに対する認識は「中国、韓国、日本」の順とされる。

 ブルキナファソは台湾と国交があるため、ほかの西アフリカ諸国に比べ中国の影響力はないが、日本企業も出てきていない

 ブルキナファソに進出している日本企業はゼロ。街を走る日本製の車やバイクは、ヨーロッパの代理店を通じて輸入された。日本人を知らないため、歩いていると「ナサラ(白人)」と声をかけられる

 しかし、日本の知名度は比較的高い。戦後の高度成長に関心を寄せるブルキナベ(ブルキナファソ人)が多いからだ。

 杉浦大使も「『資源がないのに教育力で成長した日本にならいたい』とよく言われます」と話す。首都ワガドゥグの大学生、アダマ・ガジャガさん(24)は「日本はテクノロジーが進んでいる。いつか行ってみたい」と目を輝かせる。

 ブルキナファソ国内にはレアメタル希少金属)の存在が指摘され、マンガン鉱山の開発も進む。中国の影響力がなく、日本に対する印象も良いだけに、日本企業が進出するには良い環境だ。

 「市場が小さく資源量も少ないため、魅力はあまりないのかもしれない。だけど、この国の発展に協力しようという企業が出てくることを期待したい」。杉浦大使は力を込めた。(ワガドゥグ 道丸摩耶)

 =おわり

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うーんブルキナファソと言えば、
日本、ブルキナファソの「飲料水供給計画」に無償資金協力
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090629/p6
があったのですが、日本企業ゼロなんですね。詳しい経緯は分かりませんが。
現職が圧勝、野党は不正主張 ブルキナファソ大統領選
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101126/p4
もありました。