WL離脱の元主要メンバー、回顧録を出版へ

http://www.cnn.co.jp/world/30001437.html
(CNN) 告発サイト「ウィキリークス」(WL)で主要な役割を果たしたダニエル・ドムシャイトベルク氏の回顧録が2月15日に出版される。WLの広報担当者だった同氏は9月に突然離脱していた。

出版社のクラウン・パブリッシングによると、回顧録「Inside WikiLeaks: My Time with Julian Assange at the World's Most Dangerous Website」(ウィキリークスの内側:世界で最も危険なウェブサイトでジュリアン・アサンジュと共にした時)では、WLの「発展、財源、内部の緊張状態が明かされる」という。

また、ドムシャイトベルク氏が2007年にドイツのハッカー組織「カオス・コンピュータ・クラブ」で初めてアサンジュ氏に会ったときの様子や、同氏がWLを去った理由、WLが透明性や政治的中立性を失ったことや、アサンジュ氏に権力が集中していったことへの幻滅なども書かれているという。

ドムシャイトベルク氏はWLで数年間活動し、ケニアの選挙汚職に関する情報や、イラクでの米軍ヘリによる民間人殺害映像など、重要な情報暴露に携わった。WLを離れた後は、新たな告発サイト「オープンリークス」を開設すると発表。匿名の提供者から入手した情報を、情報発信力のあるニュースメディアや非営利の人権団体などと共有する計画だとしている。

まぁWLはメディアと呼べると思いますが、中立性があると自認しているメディアなんてかえって気持ち悪いですが、競争相手はいた方がいいと思います。