反米闘争継続を=イランから帰国後初の演説―サドル師
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110108-00000104-jij-int
【カイロ時事】イラクのイスラム教シーア派反米強硬指導者ムクタダ・サドル師は8日、中部ナジャフで、イランから約4年ぶりに帰国後初めて演説し、「あらゆる種類の抵抗闘争により、占領者(米国)を標的としろ」と述べ、米国の「イラク支配」に抵抗するよう支持者に呼び掛けた。AFP通信などが伝えた。サドル師は数万人を前に、「われわれは依然占領者(米国)に対し、軍事的手段を含め抵抗している。イラクは難局を経験したが、われわれの共通の敵である米英、イスラエルを除き、誰も満足させることはなかった」と訴えた。
同師はシーア派神学理論研さんのため、2006年末にイランの聖都コムに渡り、理論習得に努めていたとされる。同師は、民兵組織マハディ軍を率いて宗派間抗争が悪化する原因にもなったが、2007年8月に同軍の活動停止を宣言した。
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サドル師というと他にも記事があります。
■イラクの反米指導者サドル師が帰国、数年ぶりに演説
http://www.cnn.co.jp/world/30001453.html
2011.01.09 Sun posted at: 11:44 JST
(CNN) 対米強硬姿勢で知られるイラクのイスラム教シーア派指導者、ムクタダ・サドル師が、滞在先のイランから約3年ぶりに帰国し、中部ナジャフで8日、米国への抵抗継続を呼び掛ける演説を行った。サドル師が公の場に登場したのは数年ぶり。厳戒態勢のなかで演壇に立ち、集まった数万人の支持者らを前に「われわれは占領者を忘れたわけではない」「軍事、文化などあらゆる手段で抵抗を続ける」と訴えた。聴衆はイラク国旗を振って「米国にノー」「占領者にノー」と気勢を上げた。
サドル師は演説で、昨年3月の国民議会選挙から政権発足までの政治的混乱に言及し、米軍を追放するという目標を忘れてはならないと強調。マリキ政権が米軍の年内完全撤退という約束を果たすことを期待していると述べた。
サドル師は2007年に民兵組織マハディ軍の活動停止を宣言したが、同組織はその後も武装を解除していないのではないかとの懸念がくすぶる。政治部門のサドル師派は国民選挙後の連立工作でキャスティングボードを握り、マリキ政権存続に貢献したことから、米軍への撤退要求などで強い影響力を発揮しているとみられる。
政治的手腕がかなりあるのではないかと言われたサドル師らしい記事です。以前は大規模デモを呼びかけ直前で中止したり、ファトワを下せる立場を目指して勉強中とありました。
■イラク・シーア派のサドル師、4月9日の反米デモを呼びかけ+ファトワについて。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080407/1207526079
最近とくに名前を見たことは無かったようなと思ったんですけど、全く名前が出なかったわけではないようです。
2009/07
■イラクのサドル師、シリア訪問か アサド氏と協議と報道
http://sankei.jp.msn.com/world/mideast/090721/mds0907210747000-n1.htm
AP通信によると、イラクのイスラム教シーア派反米指導者サドル師側の関係者は20日、同師がシリアを訪問、アサド大統領と米軍などイラクに駐留する外国軍問題などについて意見交換したと述べた。サドル師の外国訪問が伝えられたのは今年5月にトルコを訪問、エルドアン首相、ギュル大統領らと会談して以来。サドル師は2003年の旧フセイン政権崩壊後、民兵組織マハディ軍を率いてイラク駐留米軍と激しく戦ったが、08年以降、公の場にほとんど姿を現さず、普段はイランのシーア派聖地コムでイスラム神学の研さんに努めているとされる。(共同)
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で、肝心なファトワを出せる立場になったのかどうかは分かりませんでした。