致死率100%の風土病猛威=独立歓喜の陰で人道危機―スーダン南部

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110113-00000027-jij-int
 【ジュバ(スーダン南部)時事】スーダンからの独立の是非を問う住民投票が15日まで実施されている南部で、治療しなければ致死率がほぼ100%の風土病、内臓リーシュマニア症(カラアザールが8年ぶりに大流行している。医療関係者は「住民投票歓喜の陰で内戦に伴う人道危機は続いている」と警告している。

 カラアザールは、寄生虫を媒介するサシチョウバエを介して感染する熱帯病で、スーダンでは南部ナイル川沿いの州など一部地域で発症。マラリアなどとは異なり、地域的に限定された病気のため研究が不十分で、「顧みられない病気」とも呼ばれる

 8年前の流行後、免疫のない世代が増えたほか、天候の影響もあって昨年末から大流行。南北内戦で発症地域に十分な医療施設や医師が存在せず、死者数など実態は不明だが、国際緊急医療援助団体「国境なき医師団」が昨年治療した患者数は、前年比8倍超の約2050人に上っている。

【関連記事】
【Off Time】決めてはピーナッツペーストアフリカ・カメルーン料理
〔用語解説〕「スーダン南部住民投票
独立歓喜、対立の火種も=最大民族の支配に不満
独立問う住民投票開始=新国家誕生へ
9日に住民投票=高まる独立ムード

これも研究費さえ投じられれば致死率もだいぶ減るんでしょうね。

以前は「顧みられない熱帯病」というのが報じられていました。
10億人が「顧みられない熱帯病」=途上国の感染予防策、急務に―WHO
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101015/p4