日本、1年4カ月で「対米対等外交」を完全放棄(朝鮮日報)

http://www.chosunonline.com/news/20110122000007
記事入力 : 2011/01/22 08:56:28

菅首相「日米同盟の再出発」を宣言

 日本の民主党政権が、発足から1年4カ月にして「対米対等外交」路線を完全に放棄した。また、2009年8月30日の衆議院議員総選挙で公約した「東アジア共同体」構想も消滅した。菅直人首相(写真)は20日、「民間外交推進協会」の主催により行われた講演会で、日米同盟について「再出発」という表現を用い、「政権交代に関係なく、維持・強化していくべき日本外交の基軸だ」と述べた。菅首相はまた、今年3月に予定されている訪米が日米同盟の再出発の機会になるとの認識を示した。

 これは09年9月、鳩山由紀夫前首相が就任した際に掲げた「対米対等外交」路線との決別を公の場で宣言したことを意味する。鳩山首相は当時、自民党政権の外交を「屈従外交」と批判し、「言うべきことを言える関係」を構築する、と語った。日米関係はその後、沖縄県の米海兵隊普天間飛行場の移設問題や、アフガニスタンに駐留する多国籍軍への給油支援の中止などで対立を繰り返し、「戦後最悪の聞き」とまでいわれた。

 だが、今月初めに日本を訪れたロバート・ゲーツ米国防長官が、日米両国間の最大の火種となっている普天間飛行場の移設問題を、日米同盟の問題とは別個に扱うとの方針を表明したのに続き、菅首相が「再出発」を誓ったことで、日米同盟は本格的な再建の道を進むことになるとみられる。

 菅首相はまた、この日の講演で、鳩山前首相が主張した「東アジア共同体」という用語をまったく使わなかった。昨年6月に就任した際にはこの用語を使った菅首相だが、今回の講演では使わなかった。これは中国・ロシアとの領土問題や、急速に台頭する中国への警戒心などが影響したものと考えられる。

 一方、韓国に対しては「両国民の間の親近感はかつてないほど強まっている。名実共に最も近い隣国になった」と表現した。その上で菅首相は「日韓両国が(北東アジア)地域や国際社会において共同で担うべき役割は次第に大きくなっている」と語った。

菅首相の発言なので「日韓」にしました)

 また、北朝鮮に対しては、日本人拉致問題の解決を強調すると同時に、「拉致、核、ミサイルといったさまざまな懸案を包括的に解決し、(02年の)日朝平壌宣言に基づいて、不幸な過去を清算し、国交正常化を実現したい」と述べた。

東京=辛貞録(シン・ジョンロク)特派員

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

海外の日本報道でもう一本。トルコの新聞だそうです。
人気墜落の日本の菅首相へ、夫人からも肘鉄 (Radikal紙)

http://www.el.tufs.ac.jp/prmeis/html/pc/News20110113_070121.html
人気墜落の日本の菅首相へ、夫人からも肘鉄
2011年01月12日付 Radikal紙

国内の支持率低下により厳しい状況に置かれている日本の菅直人首相が、夫人からも手痛い一撃を受けた。信子夫人は「生まれ変わったら夫とは結婚しない」という。

新聞記者らとの昼食会で、信子夫人は「今の生活はもう一度経験したのだから、同じことをまた繰り返す気はない」と話した。40年連れ添った夫とはいとこ同士でもある信子夫人は「生まれ変わったら全く違う人生を送ってみたい」と語った。

夫を時には元気づけながらも、多くは叱っているという夫人は「あまり強く言い過ぎない方がいいのかも」と話した。

また、菅氏は昨今の日本のリーダーとは異なり、支持率の低下や様々な問題を理由には辞任しないと表現。菅首相の最大の批判者である夫人は、『あなたが総理になって、いったい日本の何が変わるの』という本も出版した。

この本では、夫が料理をすること、服装などに無頓着であること、また政治手法について厳しく書いているが、首相の議会での施政方針演説でのパフォーマンスも十分ではなかったと、批判している。

日本の世論調査では、6月に就任した菅首相の支持率が21パーセントまで下落しており、国民の多くは対中国、対ロシアの外交政策に不満を持っているという。

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(翻訳者:湯澤芙美)
(記事ID:21161)

まぁトルコは親日国といってもこんなものですね。