米国、偵察衛星KH11で北のミサイルを監視

http://www.chosunonline.com/news/20110122000010
記事入力 : 2011/01/22 09:20:35

200キロ上空から、地表の握り拳程度のものまで撮影

 米国は20日北朝鮮のミサイルを偵察する能力があるスパイ衛星(偵察衛星)「KH11」を搭載した史上最大規模のロケット「デルタ4」を打ち上げた。CNN放送は「米国国家偵察局(NRO)の偵察衛星KH11を搭載した、23階建てのビルに匹敵する高さを誇るデルタ4ロケットが20日午後1時10分ごろ、カリフォルニア州バンデンバーグ空軍基地から打ち上げられた。デルタ4ロケットの推進力は、アリゾナ州にあるフーバーダム33個分の放出量に匹敵するレベル」と報じた。

 この日のロケット打ち上げで特に注目を集めたのは、ロケットに積まれている偵察衛星KH11だ。衛星の専門家テッド・モルクザン氏は「米国はKH11によって、北朝鮮内の発射台に据えられた新しいミサイルを詳しく観察できる」とCNNに語った。

 KHとは「鍵穴」を意味するKey Holeの略語で、ロッキード・マーチン社が製造し、1976年から打ち上げられている電気工学偵察衛星のこと。米国航空宇宙局(NASA)のホームページによると、今回打ち上げられたKH11は、一連のKH衛星の中では最新のバージョンだ。オバマ大統領就任後の09年4月に米国政府が承認した。KH11偵察衛星の第5世代型だという。

 高度200キロの軌道を回り、地表面にある握り拳ほどの大きさのものまで撮影できる能力を誇る。この衛星は、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影したような高解像度の写真を、自動的に地上の基地に伝送する。

権景福(クォン・ギョンボク)記者

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

朝鮮日報ですが、こういう情報は日本にも必要だと思うのですが、Googleニュースで調べても日本の新聞の新聞とくに引っかからないような。まぁ監視の結果がちゃんと伝わって適切な処理がなされるならいいんですけど。