「核心的利益」は米が反対 米中共同声明で台湾に説明

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110125/amr11012522450131-n1.htm
2011.1.25 22:42

 台湾を訪問している米国の対台湾交流機関、米国在台協会ワシントン本部のバーグハート理事長は25日、台北市内で記者会見し、19日に発表された米中共同声明に、中国が台湾やチベットなどに関して使う「核心的利益」との表現がなかった理由について、米国が反対したためであることを認めた。

 理事長の今回の訪台は、19日の米中首脳会談について馬英九政権に説明するのが目的。

 会見で理事長は、2009年の米中共同声明と同様に「核心的利益」を声明に盛り込むことを求めた中国側に対し、米国側は、「盛り込むのなら声明は出さない」と態度を明確に示したと説明。また中国は、台湾問題をめぐる米中関係を「新たな段階」に推し進めるため、声明ではなく、新たな共同コミュニケの発表を求めたが、やはり米国側が拒否したと語った。(共同)

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消えた「核心的利益」 米中共同声明
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110121/p2
では、『オバマ大統領が、言論や集会の自由の擁護は「米国の核心的な見解」と言っていたので、中国も核心的と言えばなんでも通るのはまずいと思ったんじゃないですかね。』と書きましたが、アメリカが反対ですか。しかし台湾にはどんな話をしに行くのか気になるところではありますが。