オバマ大統領の一般教書演説、日本に言及なし(朝鮮日報)

 米国のバラク・オバマ大統領が25日(現地時間)に行った一般教書演説で、韓国や中国には何度も言及した一方、日本については一度も言及しなかったことに対し、日本の各メディアが鋭く反応している。

 読売新聞によると、オバマ大統領は、韓国については「米国を上回るインターネット接続環境を持っている」、中国については「世界最速のコンピューターを持っている」と紹介したのに対し、日本には触れなかったた。同紙は「中国やインドといった新興国の経済的な台頭が目立つ中、米国にとって日本は評価すべき点に乏しく、印象が薄くなっていることが改めて浮き彫りになった」と報じた。

 産経新聞も、オバマ大統領が韓国に5回、中国に4回、インドに3回、ロシアにも2回言及したが、対照的に日本には全く言及がなかったと報じた。同紙は「米国にとって国際競争の相手が、財政危機が続いているヨーロッパや、デフレに陥った日本といった先進国から、急成長する新興国へと変わったいう印象」と記した。

 また、共同通信は「米国は、日本には模範とすべき点がないと判断したようだ」と報じた

東京=辛貞録(シン・ジョンロク)記者
朝鮮日報朝鮮日報日本語版

一般教書演説に自分の国名が出ているのか気にするのは日本だけかなと思ってGoogleニュース使ってみたのですが、上の記事と中央日報も見つかりました。
オバマ、演説で「コリア」を7回言及…「韓国では教師が国の建設者」

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=137009&servcode=A00§code=A00
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オバマ大統領の2011年一般教書演説には彼の定番メニューの“韓国の模範事例”がまた登場した。オバマ大統領は韓国の教育とインターネットインフラを例に挙げ米国の奮発を促したオバマ大統領は、「韓国では教師が国の建設者(nation builder)と呼ばれる。米国も教育者をこのような水準で尊敬しなければならない時だ」と述べた。また、「韓国の家庭はわれわれよりも良いインターネット接近性を持っている」とし、インターネットインフラ構築の模範事例として韓国を挙げた。

オバマ大統領は演説で“コリア”を7回言及した。模範事例で2回、韓米自由貿易協定(FTA)を言及して2回、北朝鮮の核問題でそれぞれ“韓半島”“韓国”“北朝鮮”を言及した。

1時間2分にわたる教書演説の間、70回余りの起立拍手が行われた。オバマ大統領は米国が現在全般的に遅れをとっているとし“勝つ米国”を作らなければなければならないと力説した。

オバマ大統領が演説する間、多くの民主・共和両党議員は相手の議員らと並んで混ざって座った。伝統的に下院本会議場で米大統領が一般教書演説をする際に議員は党別に分かれて座る。だが、アリゾナでの銃撃事件を機に議会内の極端な政治対立の雰囲気を反省すべきとして席を混ぜて座ろうという運動が議員らの間で広がったものだ。共和党ジョン・マケイン上院議員民主党ジョン・ケリー、トム・ユーダル上院議員と並んで座った。ペロシ下院民主党院内代表は共和党のバートレット議員と同席した。フォックスニュースなど米国メディアは、「両党議員が気に入った相手議員と座るためにペア作りをした。一般居所演説会場がデートの夜に変わった」と伝えた。

演説の最後にオバマ大統領が“アメリカンドリーム”に言及しながら、「父が仕事をするシンシナティのバーで床を磨いていた人が偉大な国の下院議長になった」と述べると、主人公のジョン・べイナー下院議長は笑って親指を上げた。下院本会議場にはアリゾナ銃撃事件で重傷を負ったガブリエル・ギフォーズ議員のために議席を空けておいた。議員らは犠牲者を追悼するために黒いラインが入った白いリボンを付けた。


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別の記事では教育で中国の事もふれてました。
中国の教育改革の威力はステルス戦闘機以上の脅威―米紙

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110118-00000023-rcdc-cn


15日、米紙は「中国の学校が勝利を手にした」と題した記事で、65カ国・地域の生徒が参加したOECDの学習到達度調査で中国が優秀な成績で勝利した問題を取り上げた。写真は名門・清華大学北京大学への推薦入学が決まった浙江省の3人の高校生。

2011年1月15日、米紙ニューヨーク・タイムズは「中国の学校が勝利を手にした」と題した記事で、65カ国・地域の生徒が参加した経済協力開発機構OECD)の学習到達度調査(PISA)で中国が優秀な成績で勝利した問題を取り上げた。17日付で環球網が伝えた。

【その他の写真】

PISAは65カ国・地域の15歳約47万人が参加。実施した科学的応用力、数学的応用力、読解力の3分野で、初参加だった中国・上海の生徒がいずれも上位3位に入る健闘を見せた。記事は、上位に入ったのは中国のほか香港、シンガポール、韓国などいずれも孔子の教えの影響を受けた国・地域で、米国は読解15位、科学23位、数学31位という惨澹たる結果だったと嘆いた。

また、上海の生徒のレベルが中国全体を代表するものではないとしながらも、中国は教育を国の最重要課題としており、都市部だけでなく農村部の教育レベルも着実に伸びていると指摘。20年前は小学校もろくに行かせてもらえない子どもが多く、標準語も正しく話せない先生も少なくなかったが、今では多くの生徒が高校に進学しているとした。

中国人は自分たちの教育制度について、子どもの考える力を奪う、創造力が育たないなどの不満を口にし、米国の個性を尊重する教育が羨ましいと嘆くが、中国の教育の最大の強みは教育に対する尊敬だと記事は指摘。こうした中国の教育を主体とした戦略は新型のステルス戦闘機以上の脅威を米国人に与えたと分析した。(翻訳・編集/NN)

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まぁ日本も一般教書演説に取り上げられる国を目指すより、世界で勝てる国を目指してほしいですね。