中東・北アフリカに広がる混乱、国別の状況は今(+αでまとめ)

http://www.cnn.co.jp/world/30001807.html
(CNN) 独裁政権を崩壊に追い込んだチュニジアやエジプトの民衆デモが周辺諸国に広がっている。各国・地域の状況をみてみる。

アルジェリア 
先週末のデモを受け、当局は14日、20年続く非常事態宣言を「数日中に」解除すると述べた。反体制派組織によると、12日の首都アルジェのデモでは約100人が逮捕された。

バーレーン
国営通信によると、13日のデモで警察が襲撃を受け、少なくとも警官3人とデモ参加者1人が負傷した。14日にもデモが計画されている。

エジプト
銀行職員によるデモの影響で14日も銀行の閉鎖が続いている。証券取引所も新たな通知があるまで再開されない模様だ。警官らも待遇改善を求めてデモを行っている。警官の一部は報道陣に対し、先週デモ隊を狙撃したのは当局に命令されたためだと話している。

イラン
首都テヘランで14日、数万人規模の反政府デモが行われ、デモ隊と治安部隊が衝突。半国営ファルス通信によると、銃撃を受けて1人が死亡、複数が重傷を負った。目撃者によると少なくとも40人が拘束された。

イラク
45%の失業率や貧困、食料・電気・水不足に不満を訴える数千人規模のデモが各地で行われている。マリキ首相は自身の報酬を半減し、14年の任期満了後は再出馬しないとしている。

ヨルダン
相次ぐ反政府デモを受け、アブドラ国王は先週、バヒート新首相率いる新内閣を任命した。メンバーには野党勢力数名も含まれており、国王側はこれを機に改革を目指すとしている。

こういうまとめは助かります。上に出てきた国はおいといて、それ以外を集めようと思います。
チュニジア
混乱続くチュニジア 大統領辞任もデモ収まらず 

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110210/mds11021023030010-n1.htm
2011.2.10 23:01 (1/2ページ)

 【カイロ=大内清】エジプトの反政府デモのきっかけともなった政変が起きたチュニジア情勢が、混迷の度を深めている。先月中旬の暫定政権発足後、一時は沈静化したものの、最近は地方で旧与党・立憲民主連合(RCD)系の知事辞任を求めるデモが頻発、死傷者も相次いでいる。政府はRCDに活動停止を命じるなどして収拾に努めているが、かえって政府機能の低下を招いている面もある。

 チュニジアでは1月14日、大規模な反政府デモを受けてベンアリ前大統領が亡命した後、国会議長のメバザア氏を暫定大統領とする政権が発足した。しかし有力労働組合を中心とするデモ隊がなおも、ガンヌーシ首相らRCD出身者の追放を主張したことから、首相らはRCDを離党するなどして懐柔に努めていた

 その後、デモは一時、沈静化したが、今月に入り、中部ガフサやガスリンなどで、地方の待遇改善やRCD系知事の追放などを求める労組系のデモが発生。各地で治安部隊との衝突も起き、フランス通信(AFP)によると4日以降、少なくとも5人が死亡した。

 こうした事態を受けて政府は6日、RCDに活動停止を命じたほか、8日には労組との間で、RCDと関係の深い知事を交代させることなどで合意した。しかし、現在は政権入りしている旧野党勢力などには行政経験がなく、RCD追放によってかえって行政が混乱しているのが実情だ。

 治安悪化も著しい。政変後、チュニジア各地では市民からの“報復”を恐れる警察官の職務放棄が相次ぎ治安維持能力が低下。政府は8日、軍の予備役にまで招集をかけて治安維持にあたらせることを決定し、政府が治安機関を掌握できていない実情を露呈した。

 チュニジアの政変に触発された大規模な反政府デモが続くエジプトでは、デモ隊がムバラク大統領の辞任とともに、与党・国民民主党(NDP)解散など旧秩序の一掃を求めている。だが、エジプトにも与党以外に行政能力のある勢力は育っておらず、「エジプトでNDPが急速に崩壊すれば、チュニジアの混乱の二の舞になりかねない」(外交筋)との懸念も出ている。

日本に支援国会合の参加要請 チュニジア首相

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110213/mds11021308470009-n1.htm
2011.2.13 08:44

 チュニジア暫定内閣を率いるガンヌーシ首相は12日、多賀敏行駐チュニジア大使と会談し、3月末にも北部カルタゴで開催する方向で調整しているチュニジア支援国会合への日本政府の参加を要請した。大使は前向きに検討する姿勢を示した。在チュニジア日本大使館が明らかにした。

 多賀大使は、前原誠司外相が昨年12月のチュニジア訪問時に表明した道路整備の円借款事業について、現地雇用を促進するためにも早期に実施に移す意向を表明。主要産業がない内陸部で職業訓練などを支援する用意があることも伝えた。

 支援国会合はガンヌーシ氏の肝いりで、ドイツのメルケル首相らからも開催に向けた協力を取り付けている。

 ガンヌーシ氏は、ベンアリ前政権を崩壊させた「ジャスミン革命」に伴うチュニジアの経済的損失が50億〜80億ドル(約4170億〜6670億円)に上るとみており、欧米先進国を中心とした国際社会から支援を得て、インフラなどの復興や民主化の促進につなげたい考えだ。(共同)

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政変前に
日本・アラブの経済協力強化=チュニジア会合閉幕
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101213/p2
で、言っていた件なんでしょうね。
政変のチュニジアからイタリア南部の島に大量難民

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110213/mds11021322160016-n1.htm
2011.2.13 22:15


チュニジアからボートでたどり着いた難民ら=13日、イタリア南部ランペドゥーザ島(ロイター)

 AP通信によると、北アフリカチュニジアの政変を逃れた大量の難民がイタリア南部ランペドゥーザ島にボートで押し寄せ、12日までの3日間で計約3千人となった。イタリア政府は「人道的非常事態」を宣言し、欧州連合(EU)欧州委員会に支援を求めた。

 イタリア当局は難民を南部シチリア島などの収容施設に送り、亡命を認めるか強制送還するかを判断する。国連難民高等弁務官事務所によると、チュニジアでベンアリ政権が崩壊した先月半ば以降、漁船などに乗ってイタリアに到着する難民が増加。イタリア政府はテロリストが紛れ込んでいる可能性もあるとして警戒を強めている。(共同)

現場発:アフリカからイタリア…地中海密航、続々 安住の地、遠く
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071231/1199065313
で言われていた、『イタリア最南端の小島ランペドゥーサ』ですね。

チュニジア挙国一致内閣の新外相が辞任

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110214/mds11021400260001-n1.htm
2011.2.14 00:25

 チュニジア国営TAP通信によると、ベンアリ政権が崩壊したチュニジアの暫定内閣のウナイエス新外相が13日、辞任した。元外交官のウナイエス氏は1月27日の内閣改造で就任したばかりだった。

 政変を受けて成立した、ガンヌーシ首相率いる挙国一致内閣は、旧政権与党、立憲民主連合との距離などをめぐり、閣僚の交代が繰り返されている。(共同)

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パレスチナ
反政府デモ支援集会を弾圧 パレスチナ自治政府 人権団体HRW声明
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110205/p2
議長選、9月までに実施=ハマスは不参加表明―パレスチナ
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110214/p4

イエメン
イエメン大統領、現在の任期満了で退任を表明

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110202-00000493-reu-int


 2月2日、イエメンのアリ・アブドラ・サレハ大統領は大統領続投を目指さない方針を示した。先月撮影(2011年 ロイター/ Khaled Abdullah)

 [サヌア 2日 ロイター] イエメンのアリ・アブドラ・サレハ大統領は2日、大統領続投を目指さない方針を示した。現在の任期が満了する2013年をもって30年続けた大統領の座から降りる。

 チュニジアの政変、それに続くエジプトでの大統領辞任要求デモを踏まえた決定とみられる。

 サレハ大統領は、息子を後継者としないことも約束した。

 大統領は「任期の延長も世襲もない、時計をリセットするようなことはしない」と述べた。

 サヌアでは3日に大規模なデモが予定されている

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イエメンの首都サヌアで反政府デモ、2万人以上が参加
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110203-00000750-reu-int


 2月3日、イエメンの首都サヌアで、サレハ大統領の退陣を求めて2万人を超す人々が街頭を埋めている。写真は2日、議会で演説するサレハ大統領(2011年 ロイター/Khaled A)

 [サヌア 3日 ロイター] イエメンの首都サヌア3日、サレハ大統領の退陣を求めて2万人を超す人々が街頭を埋めている

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 過去30年に渡ってイエメンを統治してきたサレハ大統領は前日、2013年の任期満了時に退任すると表明し、自分の息子が後を継ぐこともないと言明したが、デモに集まった人々は、2013年まで退任を待つことはできないと叫んでいる

 一方、サレハ大統領を支持する人々も政府を支援するデモに加わるよう呼び掛けているが、3日午前時点で、反政府デモに参加する人々は、2週間前にイエメンでデモ行動が始まってから最大規模に上っている。

 イエメン国営通信によると、オバマ米大統領はサレハ大統領に電話し、サレハ大統領の対応を支持する姿勢を表明。「(サレハ大統領は)状況にうまく対処している。2国間の良好なパートナーシップを期待する」と述べた。

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アルジェリアとイエメンでも体制変革要求デモ

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110212-OYT1T00558.htm
中東

 【エルサレム=加藤賢治】チュニジアに続いてエジプトでも民衆蜂起により強権体制が崩壊したのを受け、アラブ諸国の民衆は、体制変革を求める声を一段と張り上げようとしている。

 AFP通信によると、アルジェリアの首都アルジェで12日、民主化を求める反政府デモに約2000人が集まった。400人以上が拘束されたとの情報もある。治安当局は、チュニジアやエジプトの政変を受けてデモが拡大する事態を警戒し、前日から首都内外に大量の警官を動員して厳戒態勢を取っていた。

 ブーテフリカ大統領は2月3日、1992年に発令されたままの非常事態宣言を近く解除する意向を明らかにしていた。ただ、反政府デモを抑え込むため、解除後も首都での街頭デモは禁止するとしており、12日の街頭デモも当局が禁じていた。

 イエメンの首都サヌアでも12日、若者ら約4000人が集まり、サレハ大統領の退陣を要求した。中心部の広場はこん棒や刃物で武装した体制支持派が占拠しているが、大きな衝突はなかった模様だ。

 民主化を求める動きは、親米穏健派の王制ヨルダンにも広がっている。王室を支えてきたベドウィン系部族が今月、汚職追放などの政治改革を求め、ラニア王妃の「浪費」を批判する書簡を公表したのだ。ヨルダンでは、王室批判はタブー視されてきた。王室は、事実関係に誤りがあるとして一部報道機関へ訴訟もちらつかせるなど、神経をとがらせている。
(2011年2月13日01時37分 読売新聞)

イエメンで反政府デモ、バーレーンでも計画

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110214-00000837-yom-int
 【エルサレム=加藤賢治】AFP通信によると、イエメンの首都サヌアで14日、サレハ大統領の退陣を求めるデモがあり、学生ら約3000人が集まった

 大統領支持派が占拠する中心部の広場に向かったが、治安部隊が阻止した。サヌアでは13日にも約2000人規模の反政府集会があり、デモが続発している。

 バーレーンでは、イスラムシーア派住民らが14日に民主化を求める反政府デモを計画。治安当局は13日から首都マナマやシーア派住民地域に警官を配置、厳戒態勢を敷いた。

 AP通信によると、同国南西部のシーア派地区で、デモに集まった住民に警官隊が催涙弾やゴム弾を発射、数人が負傷した。同国では少数派スンニ派の支配が続き、シーア派住民の不満が高まっている。

クウェート
クウェート内相が辞任 デモかわす狙いか

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110207/mds11020708020003-n1.htm
2011.2.7 08:02

 国営クウェート通信は6日、同国指導部がジャビル内相の辞表を受理したと報じた。AP通信によると、後任にはサバハ首長のいとこのアハマド・ハムード・サバハ氏が任命された。

 APによると、政府の「非民主的」な国政運営に抗議するデモを8日に行うようインターネット上で呼び掛けられていた。今回の人事は、そうした動きを抑える試みとみられている。

 ジャビル氏は、酒の密売容疑で逮捕された男が警察で拷問を受け死亡したとされる事件の責任を問われ、最近辞表を提出したが、しばらく慰留されていた。(共同)

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アフガニスタン

地方復興チームを批判 アフガニスタンカルザイ大統領

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110207/asi11020721370003-n1.htm
2011.2.7 21:36

 【ニューデリー=田北真樹子】アフガニスタンカルザイ大統領は6日、ドイツで開催されたミュンヘン安全保障会議の講演で、アフガンに展開する国際治安支援部隊(ISAF)主導の地方復興チーム(PRT)について、「期待された結果を出していない。国家構造と望ましい統治の成長の障害になっている」と批判した。AP通信などが報じた。

 PRTは軍民両部門が一体となった復興支援で全34州のうち28州で展開されている。日本政府も2009年5月から中西部ゴール州チャグチャランに文民を派遣している。

 また、カルザイ氏は、ISAFからアフガン治安部隊への治安権限移譲について、今年春から始まる予定の権限移譲に自信を見せるとともに、政府内の汚職対策に取り組む姿勢を示した。

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シリア
シリアで民主化デモ呼びかけた活動家逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110205-00000681-yom-int
 【エルサレム=加藤賢治】ロイター通信によると、シリアの治安当局は4日、同国の支配政党バース党を批判する集会を4、5日に全土で行うことをインターネット上で呼びかけた民主化活動家の男性(75)を逮捕した。

 男性は、1980年代にイスラム原理主義組織「ムスリム同胞団」に所属、投獄された反体制派だ。

 シリアでは、ネットの交流サイト「フェイスブック」でも、両日の民主化デモが呼びかけられたが、デモは起きていない。首都ダマスカスに私服警官が配置され、厳しく警戒にあたっている模様だ。

シリア、フェイスブック解禁 デモ不発、統制に自信?

http://www.asahi.com/international/update/0210/TKY201102100455.html
2011年2月10日21時6分

 【カイロ=貫洞欣寛】シリアからの報道によると、シリア当局がこれまで遮断してきたフェイスブックに、今週に入って同国でも接続が可能になった。フェイスブックを通じて呼びかけられたデモが不発に終わり、チュニジアやエジプトとは違って体制維持に自信を持っているのでは、との見方が流れている。

 フェイスブックでは4日を「シリア怒りの日」と名付け、チュニジアやエジプトに続く市民デモを起こそうとの呼びかけが出回り、国内外で1万2千人以上が支持を表明。一方、デモに反対するグループも立ち上げられ、1万人以上が支持を示したという。シリアではこれまで、若者らの一部が遮断を回避する特殊なソフトを使い、フェイスブックなどに接続していた。

 治安部隊や秘密警察が当日、シリア各地で警戒にあたったもののデモは起こらず、ネットでデモを呼びかけたとして75歳のイスラム主義者の男性が北部アレッポで逮捕されただけで終わった。

 シリアではアサド大統領父子が約40年にわたり支配を続ける。若者の失業や貧富の差、言論の自由の欠如など、デモが起きた他のアラブ諸国と同じ条件がそろっているが、軍や秘密警察はアサド親子と同じイスラム教少数派のアラウィ派が主流を占め、体制に対して強く忠誠を誓っており、統制の度合いは強い

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女性ブロガーに禁錮5年 シリア、「スパイ罪」

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110215/mds11021523290013-n1.htm
2011.2.15 23:28

 シリアの裁判所は15日までに、外国のためにスパイ行為を働いたとして、同国の女性ブロガー(19)に禁錮5年の判決を言い渡した。AP通信が伝えた。

 女性はタル・マロヒさんで、パレスチナ難民の苦難などを取り上げたブログを運営、2009年に逮捕された。判決は14日、秘密裁判で言い渡されたという。

 マロヒさんの両親は、娘が政治的なグループと関わったことはないと訴え、国外の人権団体もマロヒさんの即時釈放を要求。一方、シリアのメディアはマロヒさんが在エジプト米大使館のためにスパイ行為を行い、その情報に基づいて、シリアの当局者が09年にエジプトで襲撃された可能性があるとしていた。(共同)

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スーダン
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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110128/p1

「異動イヤ」スーダン軍内部で銃撃戦 南部出身兵が抵抗

http://www.asahi.com/international/update/0205/TKY201102050314.html
2011年2月5日22時41分

 【ナイロビ=古谷祐伸】スーダンから分離・独立するのが確実な南部で、兵隊同士の銃撃戦があり、4日までに20人が死亡した。北部への異動を命じられた南部出身兵が嫌がったのが、原因だという。

 スーダンには、2005年まで続いた南北内戦の名残で、北部中央政府軍と、かつて反政府勢力だった南部自治政府軍とがいる。今回の戦闘は北部軍内部で起きた。

 AP通信などによると、南北境界に近い上ナイル州マラカルで3日夜から4日朝にかけて、迫撃砲弾も飛び交う激しい銃撃戦が続いた。子ども2人や国連に勤める運転手も、巻き添えで死亡した。

 北部兵らは、和平後に組織された南北合同部隊のメンバーとして、マラカルへ派遣されていた。南部独立がほぼ確実な情勢を受けて、近く北部へ異動して、武装解除されることが決まった。ところが、異動対象者の中に南部出身者がいた。数年前までマラカル周辺で活動してきた民兵組織から、北部軍に編入された者たちだ。

 事件の報告を受けた南部軍のアグエル報道官は「彼ら(南部出身の北部兵)は、南部独立後の北部では自分の権利が脅かされると恐れて異動を嫌がり、異動の際に武器を持っていくかで口論が始まり、銃撃戦になった」と説明している。

 和平プロセスの仕上げとして実施された、南部独立をめぐる住民投票は、暫定集計の結果、98.8%が独立に賛成した。最終結果は早ければ7日に確定する。和平プロセスに基づく暫定統治期間の終わる7月に、新国家になる見通しだ。

 表向き、南北関係は良好なものになりそうだが、市民権の定義や南北境界など、南北間の交渉がもつれて解決していない問題が多い。南部出身者の間には、南部を迫害し続けた北部への不信感が根強く残っている。

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大統領がフェイスブック奨励…でも支持者だけ スーダン

http://www.asahi.com/international/update/0210/TKY201102100460.html
2011年2月10日21時31分

 【ナイロビ=古谷祐伸】スーダンからの報道によると、強権的な支配を続けるバシル大統領が8日、地方などでフェイスブックなどインターネットの利用を奨励する趣旨の発言をした。ただし、自身の支持者に限るとしており、ネットを駆使し始めた反政府派に対抗させる狙いがあるとみられる。

 バシル氏は、自身の影響が強い北コルドファン州の電力供給施設の開所式で、電力供給を地方へ広げることを検討するよう職員らに指示した。そうすれば、地方に多いバシル支持の若者らがコンピューターやインターネットを使えるようになるからだという。

 フェイスブックツイッターによるネット上の情報共有は、チュニジアやエジプトなど、アラブ諸国の市民の民主化要求で中心的な役割を果たしてきた。スーダンでは、首都ハルツームなどの学生らが1月、フェイスブックを通じて反政府デモを始めたが、警察当局が鎮圧に努めている。

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