米、財政支援削減を示唆=入植非難決議採決前に―パレスチナ高官

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110220-00000013-jij-int
時事通信 2月20日(日)2時39分配信

 【エルサレム時事】パレスチナ解放機構PLO)高官は19日、オバマ米大統領が、アッバス自治政府議長に対し、パレスチナ側が求めていたイスラエルの入植活動を非難する国連安保理決議案が採決されれば、パレスチナに対する財政支援を削減すると示唆していたことを明らかにした。パレスチナ側からは、同案に拒否権を行使した同大統領に反発が高まっている。

 オバマ大統領は17日、アッバス議長と電話会談した際、米議会が決議案に不満を持っており、同案が安保理で採決されれば、パレスチナへの援助削減を求める可能性があると語ったという。

 その一方で、オバマ大統領は、決議案を撤回させるために、
(1)決議よりも政治的な重みのない議長声明での決着
(2)国連安保理メンバー15カ国によるパレスチナ自治区イスラエル、中東諸国の視察
(3)中東和平を仲介する米、ロシア、欧州連合EU)、国連の4者が入植活動を非難する声明を発表
―の三つの妥協策を提示したという。

 アッバス自治政府議長はいずれも拒否。決議案は18日、安保理で採決され、米国の拒否権発動で廃案となった。 

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パレスチナ人には今より貧しくなるぞと言っても脅しにならないのかもしれません。

アメリカが決議案を撤回させるために出した案の一つが、
米がイスラエル入植活動凍結を求める安保理議長声明案提示
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110219/p1
だったわけですね。これでも『大幅な妥協』とありましたが、パレスチナ人にしてみればアメリカの拒否権発動で反米感情が高まることなどは問題ではないんでしょうね。