パキスタン大統領「インドと同じ扱いを」 原子力協力で
http://www.asahi.com/international/update/0219/TKY201102190376.html
2011年2月19日22時27分【イスラマバード=五十嵐誠】21日からの訪日を前に、パキスタンのザルダリ大統領は19日、大統領府で一部の日本メディアと会見した。隣国インドと日本が原子力協定締結交渉を始めたことについて、「我々が同じ扱いを受けられない理由はない」と述べ、パキスタンとの原子力分野での協力も検討するよう求めた。
カシミール地方の領有などをめぐり対立するインドとパキスタンはともに核兵器を保有し、核不拡散条約(NPT)にも未加盟。だが、米国やフランスなどは将来のエネルギー需要拡大を見据え、インドとの原子力協定に踏み切っている。
一方で米国などはパキスタンと中国の原子力協力には懸念を表明しており、ザルダリ氏は「各国とインドとの平和的な協力を決して妨害はしないが、我々も同じような基準で扱われることを期待する」と語った。
今回の訪日に関しては、特に貿易や投資など経済分野での交流拡大を図りたいとし、パキスタンからのインドや中央アジア市場へのアクセスの良さを強調。「貿易拡大や日本市場へのアクセスに関する何らかの枠組みを切望している」とも語り、将来的な経済面での取り決め合意にも意欲を見せた。
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を読んだのを思い出します。市場としては当然インドの方が大きくて魅力的ということでした。