パキスタンで拘束の米国人はCIA人員 米高官認める

http://www.cnn.co.jp/usa/30001884.html
イスラマバード(CNN) 米政府高官は21日、先月パキスタンのラホールで同国人男性2人を射殺したとして逮捕された米国人は、外交官ではなく中央情報局(CIA)の契約職員であると述べた。

この米国人はレイモンド・デービス容疑者(36)で、1月27日にオートバイに乗った男性2人を射殺したとして逮捕された。米当局はこれまで、同容疑者は外交官であるとして、外交特権に基づき即時釈放するようパキスタン側に要求していた。

同容疑者は正当防衛を主張しており、ラホールの警察も証拠品などから射殺された2人が強盗であった可能性もあるとしている。しかし、逃走している男性に向かって執拗(しつよう)に発砲していたとの目撃証言があることから、警察当局者は「紛れもない殺人」だと主張している。

同容疑者の逮捕を受けてパキスタンでは抗議活動も起きており、対応を巡り両国間で緊張が高まっていた。

米高官は、同容疑者はCIAの契約職員であることを認めたうえで、米当局者の警備を担当する要員であり秘密工作などに従事していたわけではないと説明。事件発生時には、ラホール地域で偵察を行っていたと述べた。そのうえで同高官は、同容疑者の外交特権を改めて主張し、釈放を求めた

この事件については
パキスタンで米無人機攻撃停止 拘束米国人へ影響懸念か
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110219/p2
を参照。