「母娘3人は殺された」…中国江蘇省で住民数万人が警官隊と衝突 香港紙

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110226/chn11022612470001-n1.htm
2011.2.26 12:47

 26日付の香港紙、明報によると、中国江蘇省連雲港市の農村で24日、住民の母子3人の死因をめぐって住民数万人が警官隊と衝突、住民1人が死亡したほか複数のけが人が出た。騒動は既に収まっているという。

 明報によると、村で14日、女性(27)とその娘2人が死亡しているのが見つかった。警察は心中と断定したが、住民は遺体に多数の外傷があるとして「(女性の)夫に殺された」と主張、火葬を強行しようとした当局側と衝突した。

 抗議する住民は一時5万人近くに上ったが、当局側が死因調査を約束、場を収めたという。

 香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターは、夫は地元の共産党委員会幹部の親族だと伝えている。(共同)

人数が多かったのでとりあげたんですが、考えてみればジャスミン革命がなければニュースにすらなってないのかも…

本命はこちら。
新疆ウイグル地区厳戒 ジャスミン革命デモ呼びかけで

http://www.asahi.com/international/update/0226/TKY201102260304.html
2011年2月26日20時30分


27日にデモの呼びかけがされているウルムチ市中心部の繁華街では、自動小銃を持った警官が巡回していた=26日、峯村写す


27日にデモの呼びかけがされているウルムチ市中心部の繁華街では、自動小銃を構えた警官が巡回していた=26日、峯村写す

 【ウルムチ(中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区)=峯村健司】中国の民主化などを求める「中国茉莉花ジャスミン)革命」で、27日にデモの呼びかけがあったウルムチ市中心部では26日、厳戒態勢が敷かれていた自治区人口の約45%を占めるウイグル族は主にイスラム教を信仰、中国当局は中東の反体制デモによる触発に警戒を強めている。

 デモは13都市で呼びかけがあった20日に続き、27日にはウルムチなどを加えた23都市での開催がインターネット上で呼びかけられている。集合地点に指定された市中心部にある映画館前の広場では、対テロを専門とする特殊警察部隊の隊員が6人一組になって巡回。週末でにぎわう買い物客らの中で、自動小銃と盾をもち、ものものしい雰囲気が漂う。

 30代のウイグル族女性はジャスミン革命の呼びかけのこと自体を知らなかった。「ネット規制は厳しくて敏感な情報は検索できない。これだけ厳しければ少人数でも集まることができない」と声を潜めた

 新疆ウイグル自治区の人口は2050万人。国境を接するイスラム系の中央アジアや中東諸国とも経済的な結びつきが強い地域だ。1990年代以降、ウイグル族の独立を主張する東トルキスタン・イスラム運動自治区内で活発化。デモやテロもたびたび起きており、ウルムチでは09年7月に2千人近い死傷者が出る大規模騒乱が発生。「民族問題の火薬庫」と言われる。

 中国政府関係者は、23都市のうちウルムチを最も重視していると明かす。「民族問題に民主化運動が結びついたら取り返しがつかなくなる」と見るためだ。

 20日のデモは各地で不発に終わったが、当局は民主化活動家らの取り締まりを強化。拡大を防ごうと躍起になっているもようだ。

 香港の中国人権民主化運動情報センターによると、20日のデモの集会場所などの情報をネット上で転送したとして、四川省の作家、冉雲飛(ラン・ユンフェイ)氏(45)が24日、10年以上の懲役刑の可能性がある国家政権転覆容疑で拘束された。冉氏は、昨年ノーベル平和賞を受賞した民主化活動家の劉暁波(リウ・シアオポー)氏が共産党による一党独裁の見直しや言論・宗教の自由を求めて起草した「08憲章」にも署名していた。

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民主化運動

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台湾総統府「改革加速を望む」 中国各都市の動きに(2/22)

・ 〈コラム・ルポ〉週刊アジア
・ アジアネットワーク
・ 人民日報ニュース
・ 中国特集

このブログのグーグルアナリティクスのアクセス解析をときどき見ているのですが、ウルムチからもわずかにアクセスあったりするんですよね。

去年の記事ですが、
フェースブックの世界地図、中国が空洞の理由は?

http://www.cnn.co.jp/business/30001370.html

香港(CNN) 米交流サイト(SNS)大手フェースブックインターンが、世界各地のユーザーの交友関係を示す地図を作成した。地図には主要大陸や国の形がくっきりと浮かび上がったが、中国があるべき場所だけは巨大な空洞になっている。

地図を作成したポール・バトラー氏はフェースブックのユーザー分布と交友関係をもとに、各都市を線で結んだ。その結果、「驚くほど詳細な世界地図」が出来上がったという。ユーザー数が多い米国や欧州は明るく光り、インドネシアの形もくっきりと現れている。

一方、中国ではネット接続制限の壁に阻まれてフェースブックはほとんどユーザーを獲得できていない。しかしこの地図について、同国のマイクロブログでは「最初はなぜこの地図に中国がないのだろうと思ったが、フェースブックのロゴを見て納得した」「中国はいつ、ほかの5億人とともにこの地図上で輝けるようになるのだろうか」などの書き込みもみられた。

同国で接続制限をかわしているユーザーは、仮想プライベートネットワーク(VPN)を経由して外国からアクセスしているように見せかけているとの指摘もあった。「だから中国でフェースブックを使っていても、地図上には現れない」という。

フェースブック最高経営責任者(CEO)、マーク・ザッカーバーグ氏の中国訪問も話題になっている。訪問は表向きは私的な休暇のためだが、同国の大手インターネット企業も回っているようだ。検索最大手のバイドゥ百度)の本社を訪れたほか、大手ポータルサイト「Sina.com」のオフィスにいたとも伝えられている。

とあったので、ウルムチからも直接接続してきてると思うのですが、今チェックしたら最近はアクセスがないみたいですが、中国のインターネット事情はいまいち分かりません。